甘さは美味しさの後にそよ風のように… 虎屋さんの『あらえびすのコンサート』。小麦生地にバターやミルク・アーモンドの風味がたまりません。更に中心部には桃の一片が入っていて、全体の美味しさを共鳴するように膨らませています。素敵なハーモニー…まさにコンサートのようです。ほんのりの甘さは素材の美味しさの後にそよ風のように感じます。喉の奥へとスルスル流れていく潔さは、優しいBGMを聞いているようでした。 ☝アーモンドスライスがタップリ、中には桃が…。 あらえびす…? 郷土紫波町出身である銭形平次の作者野村胡堂は、音楽評論家の顔を持っています。音楽を愛し、生涯収集したレコードは13,000枚とか。音楽評論家として執筆する時の筆名が『あらえびす』なのです。紫波町にある胡堂の記念館の名は『あらえびす記念館』という名前がつけられています。あらえびす記念館には一度行った事があります。展示物は勿論の事、小高い丘