常磐道上り線で10トントラックが追突した3トントラックを引きずって約20キロ走行した事故で、10トントラックを運転して道交法違反(事故不申告など)容疑で逮捕された山形県天童市、運転手、高橋重義容疑者(58)が、事故後に東京の配達先に「配達が遅れる」と電話した後に110番通報していたことが15日、県警の調べで分かった。 県警は3トントラックを運転していた男性の死因が事故直後のトラックの炎上に巻き込まれたことによる焼死で、「すぐに通報すれば助かった可能性もある」(県警幹部)ことなどから、自動車運転過失致死容疑での立件を視野に捜査を進めている。 事故は3日午前5時10分ごろ、笠間市長兎路の常磐道上り線で発生。高橋容疑者の10トントラックに3トントラックが追突したが、高橋容疑者は停車せずに3トントラックを荷台にめり込ませたまま走行。約20キロ先のかすみがうら市仲佐谷の千代田パーキングエリア付近の路