人間関係でもそうかもしれない。こと、山車祭に参加していると、その祭に熱く、深く接していると、自分が祭りに持つ「理想」と山車祭の「現実」のハザマで悩む人も多いのではなかろうか? 別に悪いことじゃない、それだけ、高い目的意識を持ってやっているということ。だがやってはならぬことがある。それは、理想と現実のハザマで悩む自分のボヤキを外部の人間に漏らすこと。それって、身内のはじ話になるかもしれない。(祭)組織に所属する以上、所属組織の結束力を疑われるような言動を、外部に見せてはならない。こういう趣旨の話は、プロ野球現東北楽天の監督、野村克也氏の著書に見ることが出来る。 ボヤキが多くて有名な氏がボヤクなと言っている事が面白いし、ボヤク内容をきちんと吟味している証。 正直な所、僕は自分所の山車祭に「理想」を掲げたことはなかった。今ある「現実」に満足していて、これ以上望むものは何も思い浮かばなかった。それ