ニコニコ生放送/押井守アフタートーク『世界の半分を怒らせる生放送のあとの会員限定生放送』全文掲載 宮崎駿監督について思っていること、作品についてなどお聞かせいただけますと。 押井:あのさ、ずいぶんあちこちでしゃべったんだけど、結局活字にならないんですよね。 それがつまりいまあの人が置かれている、ある種の状況なんだと思う。 一種のタブーになっちゃってるというかね。 それは映画監督にとって決していいことじゃないんですよ。 たぶんどのメディアにとってみても、あの人を批判することで利益にならないというかさ。 僕が初めて会った頃は『(ルパン三世)カリオストロ(の城)』のあとだったけど、やっぱりなんかね、「とんでもないものを作っちゃいました」という監督ってさ、そういう間は本当に自由なんですよ。「でも楽しかった」ということなんだよね。 だけどいまはある種の期待のなかで作らざるを得ないというさ。自分を演じ