栃木県那須町で登山の訓練中の高校生らが雪崩に巻き込まれて8人が死亡した事故で、事故の検証委員会は「訓練を主催した県の高校体育連盟の危機管理意識の欠如が最大の要因だ」と指摘する最終報告をまとめました。 県の教育委員会が設置した専門家などによる検証委員会は、生徒らへの聞き取りをもとに事故の問題点などを指摘する最終報告書をまとめ、宇田貞夫教育長に提出しました。 それによりますと、7年前の訓練でも雪崩が起き、頭まで雪に埋もれる重大事故だったのに、県の高校体育連盟に報告されず、文書としても引き継がれなかったとしています。 また、悪天候の際の訓練の代替案が事前に準備されず、当日の朝、雪をかき分けて進む内容に訓練を変更した際に、教員や生徒に行動してもよい範囲などが具体的に示されなかったのは問題だとしています。 さらに、訓練内容の変更は、気象データや専門家の助言に基づいたものではなく、危険性の十分な認識を
組み体操で次男の浦野剛さんを亡くした父親の憲敬さん(右)と母親の弘枝さん。粘土で再現された4段タワーや、剛さんの写真が表紙になった本を前に、「剛の無念を忘れないで」と訴える=相模原市で 全国の小中高校で重傷事故が相次ぎ、危険性が指摘されていた組み体操で、昨年度の事故件数は五千二百七十一件で、前年度より約三割減ったことが日本スポーツ振興センター(JSC)の集計で分かった。しかし、骨折といった重傷事故は依然として千件を上回っている。二十七年前に組み体操で中学生の次男を亡くした遺族は「重傷事故のリスクがあると知りながら、子どもを危険にさらす必要があるのか」と疑問を投げかける。 JSCは、学校の活動に伴う事故の災害共済給付をしており、学校の授業や行事で実施した組み体操でのけがで医療機関を受診した生徒に、保険金を支払った件数を数えた。大幅な減少は、二〇一六年三月にスポーツ庁が、安全を確保できない場合
タイガー魔法瓶(株)が9月に発売した炊飯器「土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE炊きたて>JPG-X100」。天板全体がスピーカーとなっていて、従来品よりクリアな音声/メロディの再生ができる。 この炊飯器に使われている技術が、オンキヨーの加振器「Vibtone」シリーズ。その名の通り、振動を利用して音を出すもので、今回の炊飯器の場合、蓋にあたる銘板を振動させることで、 クリアな音を再生することを可能としたという。 家電製品での音声やメロディーの再生では、 振動板を持つスピーカーユニットの利用が一般的。高音質でクリアな音を再生する場合には、通常、音の出口を設けるために製品へ穴をあけることが必要だった。 だが 防水性や気密性が必要な製品では穴を設けることが難しく、 スピーカーユニットの本来の性能を発揮できなかった。 加振器による再生によってこの問題を解決したとのこと。
夜の間に余った電気で水をくみ上げ、電力需要の多い昼間に山から落として電気を作る揚水発電。九州で最近、その役割が変わりつつある。太陽光発電の普及で余った電力を消化するため、昼間のくみ上げが大幅に増えた。全国の電力会社でも珍しいという。 宮崎県木城町の山間部にある九州電力・小丸川(おまるがわ)発電所。九州最大の揚水発電所で、120万キロワット(約原発1基分)の発電能力がある。8月から大がかりな修繕が始まったが、期間を通常より1カ月半短縮させた。揚水発電の重要性が増しているためだ。 このほか、九電は天山(佐賀県)、大平(熊本県)と計三つの揚水発電所を持つ。合計で発電能力は230万キロワット。全体の約12%だ。 揚水発電はこれまで、昼間の電力不足を補うために使われることがもっぱらだった。夜に水をくみ上げておき、日中に電力需要が伸びた時に水を落として水車で発電する仕組みだ。だが、2014年ごろから昼
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