北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相は3日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会合に出席するため、シンガポールに到着し、同日夜、河野太郎外相と接触した。李氏は核問題の専門家で、対米外交の経験も豊富だが、米朝対話では目立った役割を果たしていない。外交関係者によると、李氏は対米交渉窓口ではなく、「平壌のメッセンジャー」にすぎないという。 李氏は平壌外語大を卒業後、外務省に入り、英国大使や北朝鮮核問題を巡る6者協議の代表を務めた。李氏の父、故李ミョンジェ朝鮮労働党組織指導部副部長は、金正恩(キムジョンウン)党委員長の父、金正日(キムジョンイル)総書記に具申する政策をまとめる書記室長を長く務めた大物だ。 北朝鮮から韓国に亡命した太…
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