映画“ローレライ”や映画“男たちの大和/YAMATO”など、ここ数年、映画/ビデオ業界では作品製作に、アップルコンピュータ(株)のハード/ソフトを導入するケースが増えてきている。2006年1月から3月まで放送されたフジテレビ系列のドラマ“西遊記”も、アップル製品でCGを製作した作品のひとつだ。 そんな西遊記のCG制作グループでシステムを担当した(株)フジテレビジョンの遠山健太郎氏が、先月末に開催された“Apple Post NAB2006 TOKYO”のセミナーに登場し、導入理由やビデオ制作における利用形態などを語った。以下、講演内容のまとめをお届けしよう。 Xserveでレンダーファームやプレビュー用ディスクを構築 今回、西遊記の制作にあたって導入したアップル製品は、ハードでは『Power Mac G5』『Xserve G5』『Xserve RAID』『PowerBook G4』など。ソ