アカデミー賞など世界の映画賞を席巻している映画「オッペンハイマー」がいよいよ日本でも公開される。「原爆の父」と言われた開発者を主人公に据えた映画を被爆国・日本で公開すべきか、という議論の末、世界から半年以上遅れての公開となり話題に。昨年10月、1日だけ一般公開された世界初の原爆実験場「トリニティ」を町山が取材。マンハッタン計画とは何だったのか?それを指揮した科学者オッペンハイマーの葛藤と苦悩、そして今も続く原爆の負の遺産を町山が徹底解説します。 原爆の父・科学者オッペンハイマーとは?世界初の原爆実験場の現在 第96回アカデミー賞で最多7部門を受賞した映画「オッペンハイマー」。“原爆の父”と呼ばれた理論物理学者・オッペンハイマーの実話を描いているが、被爆国・日本では公開前から物議を醸している。 町山智浩は年に2回だけ公開される、人類が初めて原爆実験を行った“トリニティ実験場”を取材。訪れた人