思い起こされるのが、やはり先の大戦中、パリ解放時に「ナチスと戦った」市民達が起こしたリンチですね。 みんな、とってもいい笑顔でした。ほんとうにほんとうに極上の笑顔をもって、「自由」を謳歌した。私刑の自由を。 あの中に、私達の孫がいます。 スタン大とパリが教えてくれることは、私達は例外なく暴虐の芽をもっているということです。 すなわち、私達が目に入れても痛くないと思っている人を、私達が殺すかもしれないということです。 想像してみましょう。あなたが六十歳になった折、孫娘が起こした殺人事件のために出廷する自分自身の姿を。 この具体的な想像、昼夜を問わぬ徹底的な未来予想図を抱くことで、 >(あのような)状況下に置かれたとしても、自分ならいつもの思いやりと共感をもって対処する このような甘い期待は粉砕されます。どうあっても暗い未来しか想像できなくなる。 ようこそ。はじめまして。 ここからがスタートな