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ブックマーク / ameblo.jp/kokkoippan (12)

  • 『日本で激しい公務員バッシングが生まれる理由』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 都留文科大学・後藤道夫教授による「社会保障基法」に関する講演要旨の続きです。(※「日だけが「子どもの貧困」を政府みずから拡大 - 「上層社会統合」に利用される社会保障」 「福祉国家は戦争をするために生まれた?」 のエントリーに続くものです。いつもの私の勝手な要約ですのでご容赦ください。byノックオン) 膨大な国家財政を大規模な公共事業に投入して、業界と大企業を育成・援助し、同時に、企業間の競争を仕切って、指導しながら横並びで安全に成長させていく、そして保守政治家と一部のキャリア官僚がその関係を養分にして強い力を持つ。これが、「政・官・財癒着」、「業界横並び体質」、官僚の「仕切り」などと呼ばれている日の社会システムです。こうした体質と構造を持つ日を、私は「開発主義国

  • 『このままでは仕事に殺される - 過労死・過労自殺を強制する経団連会長・副会長出身企業13社』

    (出所)株主オンブズマンによる情報公開請求により所轄労働局から公開された36協定。 (注1)同一企業でも事業や業務の種類が異なる場合は、それぞれの延長時間の長いほうを示した。 (注2)一般協定における延長時間より長い特別延長時間が明らかにされている場合は後者を示した。 (注3)第一生命の07年3月28日の協定の特別延長時間は月120時間、年600時間であった。 (注4)野村Hの1か月104時間は、週24時間を年間26回までを1か月4.35週で換算した。 労働基準法によれば、使用者は1週40時間、1日8時間を超えて労働者を働かせてはならない。これに違反した場合は、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。「36協定」とは、労働基準法の第36条にもとづく、時間外・休日労働協定のことで、使用者は労働者の過半数を代表する労働組合ないし従業員組織と協定を結び、労働基準監督署に届け出れば、

  • 『外国人研修生に強いられる過労死、発生率は日本人の2倍 - 現代日本に横行する奴隷労働・人身売買』

    上のグラフと表は、財団法人・国際研修協力機構(JITCO)が発表した「外国人研修生・技能実習生の死亡者数と死因」です。1992年度から2008年度の間に、212人が死亡し、そのうち20人が自殺、66人が過労死の疑いが濃厚と考えられる脳・心臓疾患で亡くなっています。 過去最悪の数字となった2008年度の死亡者33人のうち、脳・心臓疾患で亡くなったのが15人。外国人研修生・実習生の年齢は、20~30代で、同世代の日人の発生率と比べほぼ2倍となっています。 現在、外国人研修生・実習生は約17万7000人。現代における奴隷労働を強制されている外国人研修生・実習生の実態を告発するため、全労連は昨年の6月22日に、「外国人労働者問題シンポジウム」を開催しました。そのシンポジウムの記録が『〈研修生〉という名の奴隷労働』(花伝社)という書籍にまとめられています。その中から、熊県労連の労働組合に加入し、

    『外国人研修生に強いられる過労死、発生率は日本人の2倍 - 現代日本に横行する奴隷労働・人身売買』
  • 『貧困者を犯罪者とみなす刑罰国家の危険 - 憲法25条“生存権”軸の福祉国家へ(内橋克人×湯浅誠)』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 3日に放送されたNHK教育テレビのETV特集「いま憲法25条“生存権”を考える~対論 内橋克人 湯浅誠~」を見ました。 その中で、印象に残った内橋さんの言葉は、「19世紀における貧困への対応は、救貧思想に基づき、ワーカーズハウスという一種の強制収容所で、貧困当事者に強制労働をやらせるというものだった。貧困当事者に対して、怠惰だから、怠け者だから貧困になるんだといって、強制労働をさせた。それに対し、社会的な批判が巻き起り、貧困は個人の怠惰などが問題ではなく社会構造のひずみがもたらしたもので、貧困が生まれるのは社会全体の問題だという考え方が20世紀に入って強くなっていった。日において、貧困を自己責任、個人の責任として、19世紀へ戻るような懲罰的な対応の仕方をやっていくとどう

    『貧困者を犯罪者とみなす刑罰国家の危険 - 憲法25条“生存権”軸の福祉国家へ(内橋克人×湯浅誠)』
  • 『サラリーマンの年収は10年で30万円減、結婚も困難な貧困層増大、一方で配当3倍・役員報酬20%増』

    雑誌『プレジデント』(5月4日号)で、「給料の格差、税金の不平等 - 日のサラリーマンは世界一つらいよ!」と題した特集を掲載しています。 特集の言説については、同意しかねるところも多々あるのですが、意外とデータについては、きちんと提示しているので、いくつか紹介したいと思います。(byノックオン) ◆サラリーマンの平均年収は10年間で30万円減少 → 国税庁の「民間給与実態調査」(08年)によると、給与所得者の平均年収は、1997年の467万円から2007年の437万円へ30万円も減少しています。 ◆この10年間で、株式配当は3倍、役員報酬は20%増 → 上記と同じ10年間で、資金10億円以上の企業の株式配当は3倍、役員報酬は20%増加しています。(財務省「法人企業統計年報」07年度) ◆この10年間でワーキングプア増大、一方で年収2千万円以上の層が増加 → 上記と同じ10年間で、年収2

    『サラリーマンの年収は10年で30万円減、結婚も困難な貧困層増大、一方で配当3倍・役員報酬20%増』
  • 『16分に1人が自殺、11年連続3万人超、自殺か餓死か路上死か最悪の三択せまる日本社会』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 昨年1年間の全国の自殺者は3万2249人で、過去2番目に自殺者が多かった2007年の3万3093人より844人減ったものの、11年連続で3万人を超えたことが4月2日の警察庁の発表で分かりました。 人口10万人あたりの自殺者数を示す自殺率は25.3で前年より0.6減少していますが、主要先進国の中では自殺率が最も高いことに変わりはありません。月別では、米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻した昨年9月は2,714人で、8月より283人増加し、翌10月は3,092人に上っています。昨年、全国の警察にはインターネット上の自殺予告についての通報が180件あり、警察官が急行して95人を思いとどまらせたとのこと。また、警察庁は、例年6月に前年の自殺者数を公表していましたが、自殺の実態把握

  • 『公務員バッシング、正社員バッシング、派遣村バッシングがもたらす底なしの貧困スパイラル』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 昨日の衆議院予算委員会に、反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児弁護士が参考人として出ていることを新聞で目にして、そういえば、湯浅誠さん(NPO法人・もやい事務局長)も意見陳述していたなぁと思い出して、衆議院のホームページをチェックしたら議事録がアップされていました。この間の派遣村バッシングや正社員バッシング、ひいては公務員バッシングにも応答していて興味深いので、衆議院予算委員会中央公聴会(2月16日)の湯浅さんの意見陳述議事録の一部を紹介します。(byノックオン) 派遣切りで路頭に迷う人たちに対して、何で働いている間にお金をためられなかったんだと言われるけれども、配布した資料に掲載している私たちのところに相談に来た方の例でみると、この方は毎月皆勤手当をもらっている。つまり、

  • 『コネと格差と貧困が支配する日本を“文明国家”へChange!』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 海外でポスドクをしている息子(31歳)の父親です。息子の専攻は、宇宙理論物理です。大学院修了後、日国内には、ポスドクのポストさえなく、高校の講師を2カ月していましたが、海外の共同研究所の紹介で、海外の大学のポスドクになりました。日と違い、健康保険にも加入させてもらえるし、ボーナスも少額ですがあります。日国内の研究職はほとんど求人はなく、あっても倍率50倍以上で、ほとんどコネで決まっているようです。息子は、研究が好きなので、日に帰るところがないなら、もう日に帰らないという気持ちもあるようです。日の文教政策の貧困をつくづく感じます。コネと格差と貧困が支配する日にはもう帰らなくていいという思いと、やはり親として日に帰ってきて欲しい、帰る場所が日にあって欲しいと

  • 『戦争は最大の「貧困ビジネス」~戦争と貧困はつながっている』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 「わたしのまわりにも、自衛隊に勧誘される女性がいます。まず年収のことを言われて、いろんな資格を取れるという話をされて、『いまの民間企業では絶対、出産したり、子育てしたりできないけど、自衛隊だったら、出産もできて、子育てもできる』と条件ばかりすごく強く言われたそうです。最近は『27歳までだったら、ニートでも、引きこもりでも再チャレンジできますよ』と勧誘されています」(雨宮処凛さん談、『雨宮処凛×香山リカ 対論 生き抜くこと』、七つ森書館) 「私のところ(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい)に自衛隊の募集官が会いたいと来ていました。あまりしつこいので、会ってみた。そうしたら、とにかく手厚い。(中略)年収300万円、400万円です。われわれのところに、中卒でいろいろ転々

  • 『人間をボロ雑巾のように使い捨てる派遣法』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 現代の派遣労働者がなぜ『蟹工船』を読んで共感するのかということを、雨宮処凛さんが雑誌『世界』10月号で要旨次のように語っています。 処凛さんが派遣の青年たちと話していて、ルポライターの鎌田慧さんがトヨタの期間工の実態を描いた『自動車絶望工場』の話になったそうです。処凛さんが「悲惨な話だよね」と言ったら、派遣の青年たちは、「自動車絶望工場のトヨタの期間工がうらやましい」「あの時代にはまだ直接雇用の道があったし、寮費はタダだったし、給料もそこそこあった。でも今の派遣労働者は、自動車工場で働いても、期間工のさらに下に位置づけられていて、同じ仕事をしていても期間工より給料が少ない。直接雇用への道も閉ざされている。その上、今の派遣の寮ではテレビも冷蔵庫も何もかもレンタル料を取られる

  • 『多くの母親兵士が戦う史上例なきイラク戦争~母親から子を愛する感情奪い、米兵30万人の心を壊す』

    14、15日と二夜連続で放送されたNHKスペシャル「戦場 心の傷」は衝撃的な内容だった。とりわけ昨夜の「ママはイラクへ行った」には驚いた。デミ・ムーアが主演した映画『G.I.ジェーン』などで、アメリカ軍の女性兵士の存在は知っていたが、まさかイラクの戦場で、母親兵士が銃撃戦を行っているとは知らなかった。 イラクやアフガニスタンに、アメリカ軍の総兵力のおよそ11%にあたる19万人もの女性兵士を送り込み、その3分の1は子どもを持つ母親兵士だという。女性兵士の任務は、前線の戦闘ではないが、泥沼化したイラクでは後方任務の女性兵士もいや応なしに戦闘に巻き込まれてしまう。 26歳の女性兵士は、12歳のイラク人少年を撃ち殺したため、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症。イラクから帰還後に結婚し、息子を出産したが、症状が悪化。自分の息子の顔がイラク人少年の顔に重なってしまい、育児ができなくなり、いまは入

  • 世界同時貧困 中流が墜ちていく~新自由主義が生んだ格差社会の恐るべき歪み|すくらむ

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 保守的な月刊誌『文藝春秋』が、初めて「反貧困」「新自由主義批判」の特集を組みました。6月号で、「世界同時貧困 中流が墜ちていく~新自由主義が生んだ格差社会の恐るべき歪み」という特集名で、ジャーナリストの堤未果さんなどが現地ルポを寄せています。 いきなり冒頭から、佐藤優氏が「グローバル経済が拡大する21世紀の世を、新自由主義という妖怪が徘徊している。そしてこの妖怪は世界中を格差社会に陥れ、「新たな貧困層」を生み出した」として、「日の企業社会の足下を支えているのは、実は貧困層といわれる人の労働力である。この人々を切り捨てるだけでは企業は弱体化し、ひいては日の資主義体制自体が潰れてしまうという危機意識を企業トップが持たない限り、日社会が加速度的に弱体化していくだろう」と

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