2022年に実施される法改正によって、相続のルールが大きく変わることが予定されている。相続に注目が高まるなか、青年漫画誌「イブニング」にて連載中のマンガ「相続探偵」(原作:西荻弓絵、漫画:幾田羊)が大きな話題を集めているのをご存知だろうか。 人の数だけ相続があり、相続の数だけ事件がある…高齢化社会となった日本は、まさに大“争族”時代。本作では、相続にまつわるトラブル専門の探偵・灰江(はいえ)が難解な問題に挑んでいく――。 記事前編では、IT関係のプログラマーとして働くAさん(44歳)のケースを紹介した。大学時代の恩師にAIの研究開発費として500万円を貸していたが、恩師亡き後、その相続人である息子兄弟から「相続放棄」する旨を告げられる。 「あの兄弟、正直お金に困っているような様子じゃありませんでした。なのに私の借金は返せないなんて、そんなのやっぱりおかしいですよ」と嘆くAさん。果たして貸し