青崎有吾『地雷グリコ』を読みました。 高校を舞台に、架空のゲームで頭脳戦をやる短編連作です。架空のゲームで頭脳戦というのはずばり「カイジ」みたいな感じ。 地雷グリコ 坊主衰弱 自由律ジャンケン だるまさんがかぞえた フォールーム・ポーカー という各話のタイトルはそのままゲームの名前です。 最初の「地雷グリコ」を読んでパッとしないなあと思った人も安心してください、後の話ほど面白くなります! 具体的には「自由律ジャンケン」からエンジンがかかってきます。 荒木飛呂彦先生はジョジョの連載を開始する前に「魔少年ビーティー」という作品を連載していたことがあります。ビーティーという少年が機転で悪い大人をやっつける話なのですが、残念ながら読者の評価を得られず短命に終わってしまいました。しかし最終話だけは反響が良かったそうで、担当編集とその理由を分析したそうな。その最終話だけはそれまでのビーティーが一方的に
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