マクニカは、FPGAを搭載した開発キット「Odyssey MAX 10 Eval Kit」の量産出荷を2015年2月に開始する。各種センサーやBluetooth SMARTを搭載しており、IoT(Internet of Things)を想定した開発に向ける。
Googleは世界で最先端の人工知能技術を有し、音声検索などで活用している。そのGoogleが人工知能ベンチャー「DeepMind」を買収し、技術強化を加速している。DeepMindに関する情報は限られているが、ビデオや論文などから、その輪郭が見えてきた。 DeepMindは驚異的なスピードで学習する人工知能で、Googleは自動運転車などへの適用を視野に入れている。同時に、米国では人工知能が人間を凌駕するとの脅威論が浮上し、安全性に関する議論が活発になってきた。 DeepMindの概要 DeepMindはロンドンに拠点を置くベンチャー企業で、2010年にDemis Hassabisらが創業した。DeepMindはビデオゲームを見るだけで、驚異的な速度でプレーの仕方を学習し、世界を驚かせた。Googleが2014年1月に買収し、今では「Google DeepMind」として研究開発を進めて
前回は、IoTの時代に日本の企業が狙うべきは「センシングビッグデータ」であり、その関連ビジネスが発展するには、社会のあらゆるところに存在するセンサーのデータを活用できること、すなわちセンシングデータの流通市場が必要という話をしました。 とはいえ、いきなりセンシングデータを流通させましょうといっても、そう簡単には実現しません。まずは、センサーや通信の技術的な課題や商品開発など「ものづくりの課題」や、利益の分配など「ビジネスモデルの課題」、企業が「データを扱うルールの課題」、そしてパーソナルデータに関する「消費者の“心情”という課題」などを一つひとつ解決し、センシングデータビジネスの環境を整えることが大切です。 そこで今回からは、センシングデータビジネスの実現に向けて、有識者の意見を交えながら課題を整理し、解決の方向性を示します。最初のテーマは、「ものづくりの課題」です。スマートフォンやウエア
博報堂DYメディアパートナーズとコスモ・コミュニケーションズ、アーバンリサーチは2014年11月20日、店頭来客者のスマートフォンに対してiBeaconからクーポン情報と店舗周辺の街に関する情報を配信するサービスである「教えて!びい子」の第1弾の取り組みを11月22日に開始すると発表した。 同サービスは、博報堂DYメディアパートナーズとコスモ・コミュニケーションズが提供する。第一弾の取り組みを「アーバンリサーチ ロッソ グランツリー武蔵小杉店」で実施する。 今回の取り組みでは、iBeaconを埋め込んだ同店の店員のフィギュア(4分の1)を店頭に設置する。来店者がiPhone(iOS7.0以上)を持って近づくと、 武蔵小杉周辺のカフェやショップ、公園といった街のおススメスポットについて、店員自身の目線で紹介する情報がフィギュアから配信される(図)。 3社は「教えて!びい子」の特徴として、「ク
電通、および電通国際情報サービス(ISID)は2014年9月17日、ブラウザ上で複数の角度で撮影した動画を表示し、視聴者が自由に選択して視聴できる多視点動画配信システム「VIXT(ビクスト)」を発表した(写真1)。従来、エンタテインメントやスポーツ、音楽ライブなどの分野では複数のカメラで撮影しているものの、編集時には多くの映像が捨てられてきた。こうした資産を最大限に有効活用することで、電通は新たな指標を生み出そうとしている。
以前、「もしもどんな『人の声』でも簡単に作れるようになったら」というテーマのエディターズ・ノートを書きました。今回もまた、「もしも~になったら」で、近未来を予想してみます。 今回は、もしもテレビCMが個人化したら。ここで個人化というのは、パーソナライゼーション(personalization)、あるいはパーソナル化、テーラーメイド化という呼ぶ方もあるかもしれませんが、要するに、個人一人ひとりの好みや属性に合わせてきめ細かく機器の仕様やコンテンツ、サービスを変える、ということです。 これまで通信の世界ではこの個人化が追求されてきました。始まりは、コンピュータの個人化でした。それまでのメインフレームや仕様を変えられないダム端末から、個人が所有し、好きなようにソフトウエアなどを使えるパーソナル・コンピュータ(PC)が登場したことです。そして一家に1台だった黒電話機は、一人1台の携帯電話機になりま
関西テレビ放送は2014年5月19日、「iOS7」に搭載された近距離無線通信機能「iBeacon」を利用したアプリを開発し、5月23日深夜0時50分放送予定のバラエティー番組「ジャルやるっ!」の新コーナー「ジャル大センター試験」で使用すると発表した。 「ジャル大センター試験」は、番組MCであるお笑い芸人の「ジャルジャル」とゲストがチームに分かれて、iPadを片手に街のあちこちに仕掛けられた問題を解いていくというもの。出演者は、街の店先や自動販売機などに仕掛けられたBeaconモジュールBOXを探し出し、番組用に新規開発したアプリをインストールしたiPadをBOXに近付けると問題が表示される。その問題に解答することで得点を競い合う。 「ジャルやるっ!」では今後このアプリを使用して、様々な場所での「ジャル大センター試験」の実施を予定する。
写真4●進行役はTBSの小林由未子アナウンサー。左は、運営協力したリクルートホールディングスの伴野智樹氏 TBSは2014年3月9日、2014年3月上旬に実施したアイデアソンおよびハッカソン(アイデア創出やサービス開発を短期間で競うイベント)「TBS TV HACK DAY」の成果発表会と表彰式を開催した(写真1、TBSのWebページ)。 今回のテーマは「未来のテレビの楽しみ方を追求するアプリケーションやWebサービス」。テレビ局が主催するハッカソンという意外性や身近なテレビをハックする楽しさ、最優秀賞の賞金が100万円という魅力もあり、参加希望者が殺到したという。 3月8日と9日に行われたハッカソンに参加したのは8チーム(写真2)。このうち、1チームは2作品を作成したので合計9作品が、9日の発表会で披露された。 8作品から最優秀賞として選ばれたのは、「ガッチリ!ハッカソン」チームが作成し
日本テレビ放送網は2013年10月7日、同社が運営するソーシャル視聴サービス「JoinTV」を11月よりオープンプラットフォーム化し、日本テレビ以外の放送事業者へも提供することを決定したと発表した。 オープンプラットフォーム化による第一弾の展開として、11月にWOWOWが実施する大型無料放送番組向けに提供することが決定した。番組中でJoinTVを活用し、視聴者参加型・セカンドスクリーン企画を実施する。 JoinTVは、テレビとソーシャルメディアを融合させた新たな視聴体験の実現を図るもので、2012年3月に日本テレビが開発・実用化した。スマートフォンやタブレットなどのセカンドスクリーンとの連携も可能で、視聴者はセカンドスクリーンを片手に、友人と一緒に番組と連動した各種企画を楽しむことができる。 今回のオープンプラットフォーム化に向け、JoinTVが持つ多くのAPI(アプリケーションプログラミ
富士通研究所は2013年10月1日、幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2013」で、ドライバー向けの「眠気検知センサー」(写真1左)などを展示した。長距離ドライバーの従業員をもつ運送業者などに向け、2~3年後をメドに実用化する考えだ。 この試作機は、耳に付けたクリップ型センサー(写真2)で運転中のドライバーの心拍を測るもの。測定したデータはBluetooth経由でスマートフォンに送信し、独自に開発したアルゴリズムで眠気を検知する。眠気を検知した場合は、(1)スマートフォンがドライバーに警告を発する、(2)運送業者の監視センターからドライバーに警告の電話をかける---といった対応が可能になるという。 同社はこのほか、体に接触することなく睡眠の状態を記録する「睡眠センサー」(写真1右)を展示した。この試作機は、眠る際にベッドの横に置くことで、微弱な電波を体に当てて睡眠中の心拍、呼
写真1●DesignSpark Mechanicalの画面(http://www.designspark.com/より引用) 大手電子部品販売会社のアールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は2013年9月18日、3D CADツール「DesignSpark Mechanical」の無償提供を同社サイトで開始した。英国本社サイトでは昨日から提供しており、「1日で約1万件のダウンロードがあった」(英RS Components、Global Head fo Technical Marketing、Mark Cundle氏)という。稼働OSはWindows XP/Vista/7/8。 CADの知識がない初心者でも比較的手軽に3次元設計ができ、3Dプリンターの標準フォーマット「STL」など様々なデータ形式で出力できるのが特徴(写真1)。プロトタイプの設計に特化しており、「AutoCAD」や「So
起業家は育てられる---。 これは、連続起業家(複数の企業を相次いで立ち上げた起業家)にして米スタンフォード大学などで起業家育成の教鞭を執るスティーブ・ブランク氏の言葉である。書籍『「世界」を変えろ! 急成長するスタートアップの秘訣』に登場するものだ(関連記事:シリコンバレー流!達人に学ぶ起業スピリッツ)。 ブランク氏は、本書において、スタートアップ企業を成長軌道に乗せるには、「起業の基本的ルールを学ぶことで、スタートアップを設立するプロセスをずっと効果的なものにできる」と説く。これを読みながら、とある考えが頭の中から離れなくなった。それは、起業の練習、言い換えれば、起業家の育成にはプログラミング学習が最適である、というものだ。 スタートアップ企業の多くは、新たなエコシステム(事業環境)の創出を狙い、成功事例がまれな目標に挑戦する。例えば、「高品質で低価格な電気自動車を広めて環境負荷を少な
米Qualcommは現地時間2013年9月4日、Androidスマートフォンと連携する腕時計型ウエアラブルデバイス「Qualcomm Toq」を発表した。同社子会社のQualcomm Connected Experiencesを通じて2013年第4四半期に発売する。 ToqはQualcommの子会社Qualcomm MEMS TechnologiesのMEMS(微小電子機械システム)ディスプレイ「Mirasol」を搭載する。本体に電源オン/オフのボタンは無く、「低電力消費のためバッテリー寿命を気にする必要がない。1度の充電で数日間使用できる」としている。無線充電機能「WiPower LE」を採用し、専用ドックに置くだけで充電が行える。 Android 4.0.3以降を搭載したスマートフォンの電話受信、新着テキストメッセージ、スケジュールのリマインダーなどの通知を確認できるほか、オプションの
徳島県は行政事務用パソコンの標準オフィスソフトをOpenOffice.orgからLibreOfficeに移行する。2014年1月に更新するパソコンからLibreOfficeを導入する。 徳島県では現在、県庁内で使う標準のオフィスソフトとしてオープンソースのOpenOffice.orgを採用している(関連記事)。今年度の更新パソコンから、すでにサポート期限が切れている一太郎、Excelはインストールしない。これにより、購入する場合のライセンス料を約1億円削減できるとしている。 LibreOfficeは、米Sun Microsystemsが米Oracleに買収されたことをきっかけに、OpenOffice.org開発コミュニティの主要メンバーが2010年9月に設立したThe Document Foundationが開発しているオープンソースのオフィスソフト。徳島県では「OpenOfficeよりも
「ローソンは、いろいろな可能性がある社会インフラ。社外の皆さんの知恵で、私たちの企業理念である“街を幸せにする”ためのアイデアをもらえたら、こんなに嬉しいことはない」。こう語るのは、ローソン代表執行役員COOの玉塚元一氏だ(写真1)。 玉塚氏が呼び掛けたのは、2013年8月19日に行われたイベント「HackaLawson」に参加した開発者やデザイナー約60人(写真2)。ハッカソン(短期間で開発を競うイベント)とローソンを組み合わせた造語であるHackaLawsonのテーマは、「ローソンとできるソーシャルチェンジ」。ローソンが提供する位置情報やソーシャルメディアデータAPI、ローソンキャラクターの画像・音声データ、POS情報(イベント向けの架空データ)を活用し、グループワークを通じて新しいサービスを作り上げていくのが狙いだ(写真3)。 HackaLawsonは、のべ3日間にわたって実施される
パレスチナのIT研究者が米FacebookのMark Zuckerberg最高経営責任者(CEO)のウオールにバグ報告を直接書き込んだことを、複数の米メディア(VentureBeat、PCMag.comなど)が現地時間2013年8月18日に報じた。同研究者は、Facebookのセキュリティチームに脆弱性を報告したが無視されたので、証明のためにやむなく実行したとしている。 Zuckerberg氏のウオールに投稿したKhalil Shreateh氏は、自身のブログでこの件について詳しく説明している。同氏は、たとえ友達承認されていなくても別のFacebookユーザーのウオールに投稿できてしまう深刻な脆弱性をFacebook上に発見し、Facebookのホワイトハットプログラムを通じて報告した。しかし電子メールで説明を繰り返したのち、8月14日にFacebookのセキュリティチームから「これはバグ
「今や、宅配ピザはおいしさだけでは競合他社と勝負できない。オンラインで売る場合はなおさらだ」---。2013年7月25日、都内で開催されたイベント「MOBILE & SOCIAL WEEK 2013」に、ドミノ・ピザ・ジャパン 執行役員マーケティング部長の池田健二氏(写真)が登壇。同社が自社ECサイトや注文アプリなどをプラットフォームとして実施しているオンラインマーケティングの事例を紹介した。 池田氏によると、現在、同社の宅配ピザの全オーダーのうち、約50%がPCサイトやスマートフォンサイト、携帯電話サイトからのオンラインオーダーだ。ここ1年ではスマートフォンからのオンライン注文が増加。2011年度には全体の7%程度だったスマートフォンからのオンラインオーダーの比率は、2012年度には17.6%になり、現在は20%を超えた。オンラインオーダー全体の割合は「将来的には70~80%になるだろう
日本トラストテクノロジー(JTT)は2013年6月20日、iPhone本体を横に寝かせたままカメラ撮影できるレンズ「iPad&iPhone用 横撮りレンズ with マグネット」を発売した。同社の通信販売「JTTオンライン」限定製品で、販売価格は1680円。 ミラーとプリズムを利用した潜望鏡(ペリスコープ)レンズで、iPhoneのカメラ部に取り付けて、被写体にカメラを向けずに撮影する。机の上などに置いて、長時間の撮影が可能。 取り付けは、iPhoneカメラレンズ部に張り付けたマウントリングに磁石で固定。簡単に着脱ができる機構になっている。対応機種は第4世代までのiPad、iPad mini、iPhone 4/4S/5。本体寸法は縦27×横20×奥行き19mm、重さ約12g。 製品情報日本トラストテクノロジーのWebサイト
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