書き手の断片的な思考をつなぎ、1つのあらすじを作る──小説執筆を支援するというソフト「ものがたりソフト」を、芝浦工業大学の米村俊一教授と、同大出身で作家の中村航さんが共同開発した。書き手の頭の中の断片的な思考をつなげてあらすじを作るというもので、中村さんは実際に同ソフトで作ったプロットを基にした合作小説を11月1日に発売する。 認知心理学で用いられる「プロトコル解析法」という手法を活用。中村さんの発話内容を書き出し、思考の規則性を整理することで、小説家の思考をシステム化した。 具体的には、画面に出る質問項目に沿って答えを入力することで、小説を全く書いたことがない人でも話のあらすじを作ることができるという。「ヘルプ」ボタンを押すと、ソフト内にデータベース化されている文言がランダムで現れ、書き手の発想を広げてくれる。 中村さんは、ソフト開発にも参加した作家の中田永一さんとの合作で、同ソフトで作
![誰でも話を作れるようになる? 小説執筆支援ソフト、芝浦工大と作家・中村航さんが開発](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/966b76c2edcfef19f27c91fce7a991e0f96c6b77/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1410%2F28%2Fl_sk_shibaura_01.jpg)