松阪市の松坂城跡がロケ地となった実写映画「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)」が公開されているのに合わせ、城跡内にある歴史民俗資料館で、指揮を執った耶雲哉治(やくもさいじ)監督のサイン入りの台本や、城跡で撮影した時の出演者のサイン入りノートなどが展示されている。城跡で使った撮影セットの写真もあり、ファンの注目を集めている。 展示は松坂城の築城から現代まで四百三十年の歩みを紹介する特別展の一環。サイン入りノートは出演者が演じた役の名も記され、撮影セットの写真展示では、城跡にある石柱が映画では消えていることなど撮影の裏話も紹介。映画の特大ポスターやチラシもある。 映画は二〇一五年にリリースされた人気オンラインゲーム刀剣乱舞が基。歴史に名だたる日本刀などが擬人化されたキャラクター「刀剣男士」として登場し、歴史の改変をたくらむ敵の「歴史修正主義者」らと戦う。アニメ化もされた。