阪神が27日、藤浪晋太郎投手(25)伊藤隼太外野手(30)長坂拳弥捕手(25)の3選手が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性判定を受けたことを公表した。 いずれも26日深夜に判明。日本野球機構(NPB)の選手の感染判明は初のケースとなった。揚塩健治球団社長(60)がこの日の午後、甲子園室内練習場で会見を行って発表したが、チームの活動停止期間がさらに延びる可能性もあり、非常事態が収まる気配は見えてこない。 ◇ ◇ ◇ 阪神揚塩球団社長は藤浪のPCR検査に至った経緯や本人とのやり取りも詳細に語った。 「もともと嗅覚、コーヒーのにおいがしないとか、彼(藤浪)がそういうことでトレーナーに報告してくれました」。藤浪は21日ににおいを感じにくいなどの自覚症状を覚え、24日に嗅覚の異常に関して申し出て兵庫県内の病院を受診。25日に再度兵庫県内の別の病院で受診し、PCR検査が必要との連絡