昨日、予告した通りに、今回から、数回にわたって、森昭雄氏の著書、『元気な脳のつくりかた』の中身がどういうものであるか、というのを検証していきたいと思います。 まず最初に、この書籍がどのようなものであるか、という概要から。 この書籍は、2006年8月に、学校の保険室などにある保健ニュースなどのようなものを作成・販売している少年写真新聞社から刊行された書籍です。 出版社のサイトに、「イラストが豊富」とあるように、イラストがふんだんに使われています。 そして、この書籍は、社団法人日本PTA全国協議会より、推薦図書に選ばれました。 しかしながら、本書は、ハッキリと、トンデモ本と言って良い内容です。とにかく、説明がなく、学術論文1つ書かれていない「ゲーム脳理論」が、正しいモノである、という前提で、そのほかのことについても、理論などは一切なく、ただ、「こうなので、こうしなさい」ということが連呼されるだ