1927年(昭和2年)、新宿中村屋が日本で初めてインドカレーを提供したことはカレー好きの間では有名な話。現在の“おうちカレー”のルーツである洋食カレーライスしか知られていなかった1900年代初頭に、中村屋はなぜインドカレーを提供することができたのか? いったい、誰がインドカレーの作り方を教えたのか? ……と、中村屋とインドカレーの歴史を紐解くと、ラス・ビハリ・ボースというインド人革命家にたどり着きます。このボースこそが中村屋にインドカレーを教えたその人であり、看板メニューである「純印度式カリー」の歴史はここから始まったのです。 さて、中村屋はボースとどんな関係にあったのでしょうか。実は、中村屋の創業者・相馬愛蔵氏は、ボースを政府や警察から必死にかくまい続けた“命の恩人”だったのです。
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