ブルドッキングヘッドロックも器用にこなした鶴田。天龍(右)は「どれだけ本気にさせるかが勝負だった」と振り返った(83年4月20日、東京体育館) 【天龍源一郎vsレジェンド対談「龍魂激論」(5=中編)】「最強」と呼ばれた全日本プロレスの元3冠ヘビー級王者・ジャンボ鶴田さん(享年49)はどれほど強かったのだろうか。ミスタープロレス・天龍源一郎(70)がホスト役を務める「龍魂激論」では今回、鶴田さんを若手時代から知る和田京平名誉レフェリー(65)、後輩の秋山準(50)とともに、今年で没後20年を迎える故人の思い出を振り返った。中編では「鶴田最強説」の意外な真相に迫る。 ――天龍さんは「鶴田最強説」の理由は一生懸命やらなかったからだと 和田レフェリー(以下和田):練習してるのは見たことがないね。 天龍:秋山選手はレスリングやってたから分かると思うけど、190センチの人間が180センチの人間とやると