【2014年4月15日 NASA】 探査機「カッシーニ」の観測から、土星の環の縁に不思議なかく乱の痕跡が見つかった。小天体の重力的作用によるものとみられ、環の中から生まれるという説もある土星の衛星の形成過程を知る手がかりとなるかもしれない。 2013年4月15日に撮影された土星のA環の外縁。かく乱されたような突起が見られる。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute) 4月17日に月と土星の接近が見られる。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」でシミュレーション) 夜空で今一番注目の惑星といえば、4月14日に地球と最接近した火星だが、その後に続いて東の空に現れる土星も、これから見ごろをむかえる。 土星といえばやはり環がおなじみだ。小さな氷の粒でできた環は、明るいものから暗いもの、幅の広いものから細いものまでさまざま見つかっているが、