開催中のサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で、イラン代表は6月15日のモロッコ戦で20年ぶりに勝利した。その試合中、トイレに行って交代のタイミングを逃し、試合に出られなかった選手がいる。ペジマン・モンタゼリ選手(34)。年齢的にも最後のW杯になりそうなだけに、その不運が国内で話題になっている。 イラン国営テレビによると、モンタゼリ選手は、前回W杯ブラジル大会にも出場。イランの守備陣を長年支えたベテランだ。 モロッコ戦では後半に出場する予定で、準備運動をしていた。だが、突然ピッチから姿を消してトイレに行ったため、交代のタイミングを逸した。代わりに若手のマジッド・ホセイニ選手(22)が後半36分に初出場した。ホセイニ選手は、6月30日に放送された国営テレビのサッカー番組に出演。「モンタゼリが出ると思っていたら突然、監督から出ろと言われた。全く予期していなかったので驚いた」と語った。 2人