来年3月に卒業予定の岐阜県内の大学・短大生の就職内定率(10月1日現在)は37・1%と前年同期に比べ1・5ポイント下回ったことが岐阜労働局の調べでわかった。 調査は、県内の大学24校が学生から受けた報告を元に同局がまとめた。就職を希望する4515人に対し、内定は1675人にとどまっている。 厳しい内定状況について、同局では、景気の先行きの不透明感から求人が前年より2〜3割減少していることに加え、東京など県外の大学に進学した本県出身者が、県内の中小企業に応募し、高い競争率となったことが、内定率が伸びない要因とみている。 同局では、合同企業説明会を開催するほか、就職活動を支援する担当者を大学に派遣し、学生の相談に応じるなどして、内定率の向上を図っていく。