仏パリのオペラ・コミック座で上演されたアンドレ・カンプラ作曲のオペラ「ベネツィアの宴(うたげ)」のリハーサルの様子(2015年1月23日撮影、資料写真)。(c)MIGUEL MEDINA / AFP 【10月4日 AFP】フランス人オペラ歌手のクロエ・ブリオ(Chloe Briot)さん(32)が、昨年の舞台本番中に受けたセクハラ被害を告発し、性的虐待に関するオペラ業界の「沈黙のおきて」を破った。 ブリオさんは昨年10月、パリのオペラ・コミック座(Opera Comique)で上演された新作オペラの舞台で、ラブシーンの最中にフランス人のバリトン歌手から何度も性的に体を触られたと告発した。リハーサルでも同じことをされ、やめるよう本人に警告していたという。 ブリオさんは当初、波風を起こして「作品全体をめちゃくちゃにしてしまう」ことを避けて公にしなかったが、ツアーが終わると、共演者から性的被害を