61歳記者、徘徊役で気づいたこと 認知症捜索訓練ルポ 認知症のお年寄りが突然いなくなり、そのまま消息がつかめなくなる――。高齢化が進む日本は今、深刻な問題に直面している。認知症の人たちと、どう向き合っていけばいいのか。徘徊(はいかい)する人、捜す人、見守る地域。岡山であった訓練に記者も加わり、さまざまな目線で考えてみた。 ■61歳シニア記者、徘徊役に 昨年5月に定年を迎えた61歳。「シニア記者」として岡山県東部の備前市を中心に仕事をしている。取材エリアには高齢者が多い過疎地もあり、認知症は自分も「予備軍」といえる。身につまされる問題と考え、高齢化率が3割を超える和気町(わけちょう)が4年前に始めた「徘徊捜索訓練」で、徘徊役を引き受けることにした。 1日午前9時半。ジーンズにポロシャツ姿で町内をうろつき始めた。どこでも見かける装いにしたのは、町の担当者に「認知症の人が奇妙な格好をして
政府・自民党が推進する無電柱化の趣旨に賛同する民間人が集まって、「~上を向いて歩こう~無電柱化民間プロジェクト」の設立委員会が7月10日に発足した。これと合わせてプロジェクトをPRするためのキービジュアルも公開。それが下にあるように、葛飾北斎の「富嶽三十六景」シリーズの一つ「凱風快晴」に、電柱や電線のシルエットを合わせたものだ。赤富士の愛称で知られる名画が、見るも無惨な姿になっているはずだった。 ところが、このイラストに関して「凄く格好良い気がする」「むしろカッコよくて逆効果」「やろうとしてることはいいのに、ビジュアルがスタイリッシュすぎる」といった指摘がネットで相次いでいる。あなたはどう感じただろうか?
13年ぶりの「連ドラ復活」となる木村拓哉さん主演ドラマ「HERO」(フジテレビ系)が、異例のタイアップを行うことが話題を呼んでいる。 その相手は「文部科学省」。それも、分野は「道徳教育」だという。 ■下村文科相が発表会見に駆け付ける 2014年7月10日、東京・お台場のホテル日航東京レストランで行われた制作発表会。キムタクと並んでニコニコ笑っていたのは、下村博文文科相だ。大臣の出席に、「改めて考えるとすげえ」と喜んでみせた木村さんを前に、下村文科相も「素晴らしい番組」と持ち上げてみせた。 「HERO」は木村さん演じる型破りな検事の活躍を描いた作品で、2001年にドラマ版が放映、07年には映画版も制作され、いずれも大ヒットとなっている。 今回のタイアップでは、 「『正義』ってなんだ? 『真実』ってなんだ? みんなで考えよう、本気で生きるってこと」 「道徳教育×HERO」 とい
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