野菜にチョップするお母さん、ガムテープでヒゲを抜く中年男性、客の髪を噛みちぎる美容師──。岐阜県関市が制作したPR動画が本日公開され、早くも話題を集めている。動画は同市の地域ブランドである“関の刃物”のPRを目的に制作された作品で、「刃物が存在しない世界」を舞台に奇妙な行動をとる人物が描かれる。市の特産品である“刃物”をPRする動画にも関わらず、ラストまで“刃物”を登場させない展開にした関市の狙いとは? 本日から公開された動画「もしものハナシ」は1分17秒で、生活に欠かせない刃物が無い各シーンで苦心する人々が描かれている。包丁が無いためにチョップで野菜を切ろうとするお母さん、カミソリが無いためにガムテープを使ってヒゲを抜く中年男性、理容用刃物が無いためにお客さんの髪を歯で噛みちぎる美容師と、全体を通して同市の特産品である刃物は一切登場しない。 「刃物が無ければ人はどれだけ困るかを伝えるため