日本政策学校代表理事の金野索一です。 「日本の選択:13の論点」と銘打ち、2012年の日本において国民的議論となっている13の政策テーマを抽出し、そのテーマごとに、ステレオタイプの既成常識に拘らず、客観的なデータ・事実に基づきロジカルな持論を唱えている専門家と対談していきます。 政策本位の議論を提起するために、一つのテーマごとに日本全体の議論が俯瞰できるよう、対談者の論以外に主要政党や主な有識者の論もマトリックス表に明示します。さらに、読者向けの政策質問シートを用意し、読者自身が持論を整理・明確化し、日本の選択を進められるものとしています。 今回は【教育】をテーマに陰山英男氏(立命館小学校副校長)と対談を行いました。百マス計算の陰山氏は、これまでの「ゆとり教育」に抗して、PISAの第一回目学力調査での国際順位や中学生の宿題時間がOECD中で最下位であることを指摘し、まず「早寝、早起き、朝御