前回(「香港で上場、あの本間ゴルフが中国で復活していた」)は、「2016年度 中国ベンチャー市場の10大ニュース(前編)」として、5本のニュースをご紹介した。配車アプリのような新規産業もあれば、タイヤのような伝統産業もあり、また「中国発グローバル」や「海外ブランド・技術導入」といった双方向のクロスボーダーも見られた。そして、前半最後を締めくくるニュースとして、テンセントがアジア最大の時価総額企業になったことにも触れた。 今回は、後編として残り5本のニュースを見ていくことにしよう。 2016年度・中国ベンチャー市場の10大ニュース(2)後編 【ニュース その6】 中国配車アプリ上位2社の滴滴出行(Didi)とUber Chinaが合併 前回、高級車セグメントの配車アプリ「神州専車」が、世界に先がけて株式上場したとご紹介した。その傍ら、マスセグメントの配車アプリ市場においては、さらにダイナミッ