「フェイスブック疲れ」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。フェイスブック上では、本人が特定されている状態で誰かとつながり合うため、うかつな発言ができないなどの理由から窮屈さを感じ、次第にフェイスブックの利用に消極的になる人が最近増えているという。 今回はいつもと趣を変え、本連載の筆者・武田隆氏が率いるエイベック研究所が2012年に行ったソーシャルメディア利用に関する国際調査の結果をご紹介する。アメリカ、インド、オランダ3カ国の30~40代男女1000人強を対象に調査を行ったところ、興味深い国民性の違いが垣間見えてきた。 日本の成功は、海外で通用するか 武田 隆(たけだ・たかし)エイベック研究所代表取締役。日本大学芸術学部にてメディア美学者武邑光裕氏に師事。1996年、学生ベンチャーとして起業。クライアント企業各社との数年に及ぶ共同実験を経て、ソーシャルメディアをマーケティングに活用する