千葉県芝山町の畑に平成27年4月、同県船橋市に住む女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた住居不定、無職の井出裕輝被告(22)に対する裁判員裁判の初公判が13日、千葉地裁(吉井隆平裁判長)で開かれた。井出被告は罪状認否で「逮捕監禁については間違いありません。強盗殺人などについては否認します」と、起訴内容を一部否認した。 事件をめぐっては、女性と物の貸し借りでトラブルになった女性の元同級生の少女(19)=強盗殺人罪などの罪で1審無期懲役、控訴=が井出被告にトラブルについて話すなどしたことが犯行のきっかけになったとされる。井出被告が強盗殺人を計画、主導し、共犯の中野翔太被告(21)=強盗殺人罪などで1審無期懲役、控訴=が女性に土砂をかけて生き埋めにするなど犯行の主要部分で手を下したとされている。 井出被告はこの日、丸刈りに黒のスーツ姿で法廷に