指定暴力団の山口組(神戸市灘区)と神戸山口組(同市中央区)の抗争とみられる事件が全国で相次いでいることを受け、警察当局が、年内にも両組を「特定抗争指定暴力団」に指定する準備を進めていることが3日、捜査関係者への取材で分かった。11月27日には兵庫県尼崎市内で自動小銃で神戸山口組幹部が射殺される事件が発生。一般人に危険が及ぶ恐れが高まっており、兵庫県警も約20人の専従班を設け、さらに厳しい規制で暴力団の封じ込めを図る。 「特定抗争-」は、各都道府県公安委員会が決める「警戒区域」内に組員が5人以上で集まることや、傘下事務所の使用、対立組員への付きまといなどが禁止され、違反すれば直ちに逮捕される。指定には、関係する各公安委が暴力団側の意見聴取をする必要がある。 山口組と神戸山口組の勢力は全国の大半の都道府県に及ぶ。警戒区域は広範囲となる見通しで、兵庫県警以外にも、抗争に関与している可能性のある傘
指定暴力団神戸山口組(井上邦雄組長)が事実上分裂し、離脱したグループが今年4月に新組織、任侠団体山口組(織田絆誠代表=本名・金禎紀)を結成した際、神戸山口組傘下の2代目古川組も分裂状態となり、神戸山口組と任侠団体山口組の双方に「古川組」が併存する状態となっている。神戸山口組は国内最大の指定暴力団6代目山口組(神戸市、司忍組長=本名・篠田建市)から分裂して結成され、再分裂で任侠団体山口組が発足。さらに分裂が繰り返される事態となり、暴力団業界の地殻変動は複雑化、流動化を増している。 「絶縁と決定致しました」 古川組は初代の古川雅章組長が結成、5代目山口組当時には若頭補佐として最高幹部の地位にあった名門とされる。古川恵一組長は初代組長の実子で、初代の引退に伴い2代目を襲名。6代目山口組に所属していたが、平成27年8月の分裂で神戸山口組に移籍、幹部として活動していた。 しかし、2代目古川組に所属し
2003年に津市で暴力団幹部の男性(当時42)が射殺された事件に関わったとして国際手配されていた元暴力団組員の白井繁治容疑者(74)が2日、逃亡先のタイから強制送還され、三重県警が殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕した。白井容疑者は1月、不法滞在の疑いでタイ警察に逮捕され、2日朝、中部空港に到着。空港内で逮捕状が執行された。 県警によると、事件は03年7月に発生。暴力団幹部が自宅で頭を拳銃で撃たれ、死亡した。同じ組の幹部ら7人が殺人などの疑いで逮捕され、いずれも実刑判決を受けた。白井容疑者は事件の2年後にタイに出国したという。 昨年8月、フェイスブックに入れ墨を見せる白井容疑者の写真が投稿され、タイの地元紙が「サムライのタトゥー」などと報じた。入れ墨の特徴が白井容疑者と酷似していたことから、タイ警察などが潜伏先を突き止めたという。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く