千葉県芝山町の畑に平成27年4月、船橋市の女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた住所不定、無職、中野翔太被告(22)=1審千葉地裁の裁判員裁判で無期懲役=の控訴審初公判が23日、東京高裁(大熊一之裁判長)で開かれた。弁護側は刑の軽減を求め、即日結審した。判決は6月8日。 1審判決によると、中野被告は27年4月19日深夜、共犯者の住所不定、無職、井出裕輝被告(22)=1審千葉地裁で無期懲役、控訴中=らとともに、千葉市内の路上で女性に声を掛けて乗用車に乗せ、手足を緊縛するなどして監禁。財布やバッグを奪い、20日未明、芝山町内に掘った穴に女性を入れて土砂で生き埋めにし、窒息死させた。 23日の公判で中野被告は「井出被告に逆らえなかっただけなのに、刑が一緒なので控訴した」と話した。 一方、女性の母親は「大切な命を残酷なやり方で奪っておきながら控