新型コロナウイルスの感染者がいなかった青森県で23日、ついに感染者が出てしまった。青森県によると、感染したのは八戸市の70代夫婦。夫は9日から15日の日程でスペイン旅行へ。16日に成田空港から新幹線を経由して八戸に帰っていた。 17日に喉の違和感があり医療機関へ。22日に体調を崩した妻とともに別の医療機関へ行き、23日になって2人の陽性が確認された。スペイン旅行はツアーで、同行していた県内の9人も濃厚接触の疑いがあるという。 スペインからの帰国者の感染例は全国で急増している。本紙既報の沖縄県の10代女性もスペイン帰りだった。 青森県で感染例が確認されたことで、感染例が確認されていないのは岩手、山形、富山、鳥取、島根、鹿児島の6県を残すのみとなった。 いずれも都市部ではないが、中でも鹿児島は人口約160万人を抱える。新幹線の終着駅でもあり、人の出入りもある。感染者なしの理由には珍説が出回って