間もなく開場から半年を迎える「都民の台所」で2度目の死亡事故が起きてしまいました。4月8日午前0時すぎ、東京・江東区にある豊洲市場の水産仲卸売場棟で、「ターレ」と呼ばれる小型運搬車を運転していた市場関係者の男性(50)がエレベーターの扉に頭を挟まれました。男性は病院に運ばれましたが、頚椎(けいつい)や下あごが折れ、およそ5時間後に死亡しました。 現場は、ターレに乗ったまま入ることができる貨物用のエレベーターで、市場内では一時停止してから乗り込むルールがありました。しかし、防犯カメラには扉が下りかけている時に男性が一時停止せずに乗り込む様子が写っていました。安全装置が作動して扉は止まったものの、男性はターレの背もたれと扉の間に挟まれたということです。 11日で開場から半年を迎える豊洲市場では、これまでもターレを巡ってトラブルが相次いでいました。東京都は市場利用者にルールの順守を求めるほか、今