相模原市の墓地に平成25年、東京都新宿区の阿部由香利さん=当時(25)=の遺体を埋めたとして、死体遺棄罪に問われた秋山智咲被告(25)=静岡県富士市=の控訴審判決公判が12日、東京高裁で開かれた。秋山被告は無罪を主張し、懲役1年、執行猶予3年の有罪とした1審東京地裁の判決を不服として控訴していたが、秋葉康弘裁判長は「1審の判断に誤りはなかった」として、秋山被告側の控訴を棄却した。 秋山被告は「ブルーシートを埋めたが、中身は動物の死体だと思っていた。人間の遺体だとは知らなかった」などと犯意を否認し、無罪を主張していた。 しかし秋葉裁判長は(1)秋山被告が遺棄場所を入念に探したり、現場を下見したりしていた(2)秋山被告の自宅でブルーシートの保管中に起きた異臭騒ぎで、駆けつけた警察官に「犬が死んだので町田市内に埋めた」などと虚偽の説明をした-ことなどを指摘。「本当に動物の死体だと思っていたなら、