殺人容疑などで逮捕された川崎竜弥容疑者は、出町優人さんの切断遺体が発見された浜名湖にほど近い浜松市北区のミカン農家で4人きょうだいの長男として育った。2年前には宅地建物取引主任者(現在の宅地建物取引士)試験に合格。さらなる資格取得に意欲を示す一方、地域ではイノシシの駆除活動をめぐってトラブルになるなど、粗暴な一面もみせていた。 川崎容疑者を知る複数の近隣住民によると、幼少期の川崎容疑者は長男として祖母らにかわいがられ、よく「将来は仮面ライダーのようなヒーローになりたい」と話していたという。しかし、小学校高学年ごろを境に地域住民との交流も減り、進学した市内の工業高校を中退。成人後も、自治会の活動などには参加していなかった。 平成26年には宅地建物取引主任者の試験を受け、フェイスブック上に合格証書の写真を投稿。「行政書士の資格も取りたい」と意気込んでいた。 一方で、近年は近隣農家との間でトラブ