浜松市北区の浜名湖で北海道美唄市出身の工員、出町優人さん=当時(32)=の切断された遺体が見つかった事件で、殺人と死体損壊・遺棄容疑で逮捕された同区三ケ日町大谷の無職、川崎竜弥容疑者(33)が磐田市内に借りていたアパートで出町さんを殺害した後、車で遺体を運んでから切断したとみられることが24日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、アパートの室内と押収した川崎容疑者の車両から、出町さんのDNA型と一致する複数の血痕を発見。室内の汚れは少なく、川崎容疑者は7月5日ごろに出町さんの腹部を刃物で刺して殺害した後、同8日までに車で遺体を別の場所に運んで切断し、浜名湖周辺に遺棄したとみている。 県警は24日、川崎容疑者を同容疑で静岡地検浜松支部に送検。浜名湖では8月末にも浜松市西区西山町の無職、須藤敦司さん(63)の骨の一部が発見されている。川崎容疑者は不正に入手した須藤さんのキャッシ