厚木市の住宅で生後1カ月の男児が暴行を受け半年後に死亡した事件で、父親=傷害罪で起訴=による暴行を黙認したとして、傷害致死容疑で書類送検された当時未成年の母親(21)について、横浜地検小田原支部は9日、不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。 母親は、父親と共謀し2016年12月中旬ごろ、同市の自宅アパートで、長男の頭を激しく揺さぶるなどの暴行を加え、外傷性脳損傷による脳機能障害を負わせ、17年6月に死亡させたとして、今年2月に書類送検された。 同支部は1月、父親について、揺さぶり行為と死の因果関係を証明できるだけの証拠が勾留期限までにそろわなかったとして、傷害罪で起訴している。
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