兵庫県尼崎市の阪神尼崎駅近くの歓楽街で7日夜、指定暴力団神戸山口組直系「古川組」の古川恵一総裁(57)が何者かにバットのようなもので襲撃され、負傷していたことが8日、兵庫県警への取材で分かった。右足や右腕を殴られて軽傷とみられ、県警は傷害事件として捜査。県警は神戸側と、神戸側から離脱して結成された「任侠(にんきょう)山口組」との対立との関連も調べる。 県警によると、古川総裁は7日午後8時半ごろ、飲食店を出て数人で歩いていたところを襲撃された。2人組の若い男の犯行だったという目撃情報がある。 任侠山口組が昨年4月に結成されると、古川組は神戸側と任侠側に勢力が二分。阪神尼崎駅近くの歓楽街ではこれまでにも、資金獲得活動をめぐったトラブルなどが起きており、県警が警戒を強めている。
指定暴力団の山口組(神戸市灘区)と神戸山口組(同市中央区)の抗争とみられる事件が全国で相次いでいることを受け、警察当局が、年内にも両組を「特定抗争指定暴力団」に指定する準備を進めていることが3日、捜査関係者への取材で分かった。11月27日には兵庫県尼崎市内で自動小銃で神戸山口組幹部が射殺される事件が発生。一般人に危険が及ぶ恐れが高まっており、兵庫県警も約20人の専従班を設け、さらに厳しい規制で暴力団の封じ込めを図る。 「特定抗争-」は、各都道府県公安委員会が決める「警戒区域」内に組員が5人以上で集まることや、傘下事務所の使用、対立組員への付きまといなどが禁止され、違反すれば直ちに逮捕される。指定には、関係する各公安委が暴力団側の意見聴取をする必要がある。 山口組と神戸山口組の勢力は全国の大半の都道府県に及ぶ。警戒区域は広範囲となる見通しで、兵庫県警以外にも、抗争に関与している可能性のある傘
兵庫県警尼崎南署は24日までに、飲食店の客引きの男性店員を脅したとして、暴力行為法違反(集団的脅迫)の疑いで同県尼崎市の指定暴力団神戸山口組幹部、古川恵一容疑者(57)と、茨城県古河市の自称、会社役員、朴泰植容疑者(60)を逮捕した。共に否認している。 逮捕容疑は共謀し6月18日未明、尼崎市内で、男性店員(32)に神戸山口組の名を挙げ「店をつぶしてしまうぞ」「白黒はっきりさせてやる」などと脅した疑い。 同署によると、現場は阪神電鉄尼崎駅近くの歓楽街。古川容疑者らは、男性が「縄張り」の中で勝手に客引きしたことを理由に脅したとみられる。古川容疑者が脅迫していたとの情報があり、裏付けを進めたという。
指定暴力団神戸山口組(井上邦雄組長)が事実上分裂し、離脱したグループが今年4月に新組織、任侠団体山口組(織田絆誠代表=本名・金禎紀)を結成した際、神戸山口組傘下の2代目古川組も分裂状態となり、神戸山口組と任侠団体山口組の双方に「古川組」が併存する状態となっている。神戸山口組は国内最大の指定暴力団6代目山口組(神戸市、司忍組長=本名・篠田建市)から分裂して結成され、再分裂で任侠団体山口組が発足。さらに分裂が繰り返される事態となり、暴力団業界の地殻変動は複雑化、流動化を増している。 「絶縁と決定致しました」 古川組は初代の古川雅章組長が結成、5代目山口組当時には若頭補佐として最高幹部の地位にあった名門とされる。古川恵一組長は初代組長の実子で、初代の引退に伴い2代目を襲名。6代目山口組に所属していたが、平成27年8月の分裂で神戸山口組に移籍、幹部として活動していた。 しかし、2代目古川組に所属し
和歌山市で昨年6月、指定暴力団山口組直系「倉本組」の男性組長宅にトラックが突っ込んだ事件で、和歌山県警組織犯罪対策課などは30日、建造物損壊と窃盗容疑で、指定暴力団神戸山口組系組員、山本淳一容疑者(44)=大阪市旭区清水=ら男4人を再逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。 再逮捕容疑は、共謀して昨年6月27~28日、和歌山市内の建設現場から2トントラックを盗み、28日午前3時5分ごろ、組長宅に盗んだトラックをバックで突っ込ませ、壁の一部などを破損させたとしている。 県警は今月10日、現場近くの別のトラックを盗もうとしたとして窃盗未遂容疑で山本容疑者を逮捕したほか、別の事件の恐喝容疑で残り3人を逮捕していた。 山口組の分裂抗争をめぐり、平成29年6月に神戸山口組の男性組長の別宅とされる兵庫県稲美町の住宅を銃撃したとして、倉本組幹部の男ら3人が昨年5~6月、銃刀法違反容疑などで兵庫県警に逮
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