兵庫県尼崎市の阪神尼崎駅近くの歓楽街で7日夜、指定暴力団神戸山口組直系「古川組」の古川恵一総裁(57)が何者かにバットのようなもので襲撃され、負傷していたことが8日、兵庫県警への取材で分かった。右足や右腕を殴られて軽傷とみられ、県警は傷害事件として捜査。県警は神戸側と、神戸側から離脱して結成された「任侠(にんきょう)山口組」との対立との関連も調べる。 県警によると、古川総裁は7日午後8時半ごろ、飲食店を出て数人で歩いていたところを襲撃された。2人組の若い男の犯行だったという目撃情報がある。 任侠山口組が昨年4月に結成されると、古川組は神戸側と任侠側に勢力が二分。阪神尼崎駅近くの歓楽街ではこれまでにも、資金獲得活動をめぐったトラブルなどが起きており、県警が警戒を強めている。
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