1992年の地球サミット(国連環境開発会議)で採択された「気候変動枠組条約」の締約国により、温室効果ガス排出削減策等を協議する会議。条約に関する最高決定機関であり95年の第1回会議(COP1、ベルリン)以来、毎年開催されている。 97年のCOP3は京都で行われ、2012年までの各国の具体的な温室効果ガス排出削減目標を課した「京都議定書」(Kyoto protocol)が採択された。1999年のCOP5(開催地:ボン、ドイツ)では、92年の地球サミットから10年目にあたるヨハネスブルグ・サミット開催期間中の京都議定書発効を目指す呼びかけが起こったが、その後、大統領就任直後のブッシュ米大統領(当時)が京都議定書交渉からの離脱を宣言し、オーストラリアも京都議定書を締結しないと表明したことで、締結国数の不足により発効が遅れた。ロシアの議定書締結(2004年)を経て、05年に発効。 京都議定書の締結