浜松市西区の浜名湖岸で8月、同区西山町の無職、須藤敦司さん=当時(62)=の骨が発見された事件で、静岡地検は28日、強盗殺人と死体損壊・遺棄などの罪で、元同僚の宅地建物取引士、川崎竜弥容疑者(33)=同市北区三ケ日町大谷=を起訴した。 起訴状によると、1月29日ごろ、須藤さんの自宅マンションで須藤さんを殺害してキャッシュカードや実印などを奪った上、7月14日までの間に遺体を焼損させて浜名湖周辺に投棄。須藤さん名義の委任状を偽造し、2月5日にマンションの所有権を自らに移す虚偽の登記申請を行ったとしている。 川崎被告は7月に北海道美唄市出身の工員、出町優人さん=当時(32)=を殺害し、浜名湖周辺に切断した遺体を遺棄したとして殺人罪などでも起訴されている。