米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、那覇労働基準監督署が海上警備業務を担当するセントラル警備保障(東京都)に対して、給与未払いなど労働基準法違反があるとして是正勧告をしていたことが22日までに分かった。沖縄防衛局は同日、同社に対して勧告に従い法令順守を徹底するよう指示した。 沖縄防衛局は本紙取材に「業務が適切に履行されるよう、引き続き適切に対応していく」とした。セントラル社は本紙取材に勧告を受けたことを認め「真摯(しんし)に受け止めている」と答えた。 関係者によると、那覇労基署はセントラル社が警備船上で「休憩」としていた時間が労働時間に当たると判断した。勤務開始の2017年12月までさかのぼって該当時間の給与を支払うように指導した。改善策を1カ月以内に示すようにも求めた。勧告は19日付。那覇労基署は本紙取材に「個別事案については回答できない」とした。 元警備員の20代男性
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