女性が刺された「スーパーイズミヤ高野店」に入る捜査員ら=16日午後3時27分、京都市左京区(永田直也撮影) 京都市左京区のスーパーで16日午後、パート従業員の女性(35)が男に首などを刺された事件で、京都府警は同日、殺人未遂の疑いで、近くに住む無職、藤井裕幸容疑者(45)を逮捕した。容疑を認めているという。 府警によると、事件は午後2時5分ごろ、同区高野東開町のスーパー「イズミヤ高野店」で発生。女性従業員は、スーパー1階食料品売り場のレジ付近で、背後からいきなり背中や首など計7カ所を刺された。女性は搬送時に意識はあったが、詳しいけがの程度は不明。 犯人は現場から逃走したが、目撃情報などから、スーパーから約200メートル北東の集合住宅に向かった疑いがあることが判明。府警は午後3時20分ごろ、この集合住宅に住む藤井容疑者の身柄を確保していた。 容疑者の自室からは、血のついた包丁が見つかったほか
防犯カメラに写った容疑者とみられる男の映像。右手に刃物のようなものが見える(16日午後2時すぎ、京都市左京区)=住民提供 京都市左京区のスーパー「イズミヤ高野店」で従業員の女性(35)が包丁で刺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された無職の男(45)=同区一乗寺赤ノ宮町=が事件の数カ月前から、居住するマンションの他の住人との間でもめ事を起こしていたことが、17日までに関係者への取材で分かった。トラブル相手の住人宅の玄関ドアが破壊される出来事もあったといい、下鴨署は、男の精神状態や、女性を刺した動機について慎重に捜査している。 関係者らによると、男は2012年から同マンションに住み、2~3カ月前から他の住人との間で騒音を巡るもめ事を繰り返すようになったという。9月下旬には、下階の住人宅の玄関ドアとドアノブが壊されるトラブルが発生した。事情を尋ねられると、男は「うるさいからドアをたたきに行った」
容疑者とみられる男の身柄を確保し、捜査車両に乗せる捜査員ら(16日午後3時20分ごろ、京都市左京区一乗寺赤ノ宮町=読者提供) 買い物客でにぎわう昼下がりのスーパーに悲鳴が響いた。16日、京都市左京区高野東開町のスーパー「イズミヤ高野店」で女性従業員(35)が刃物を持った男に襲われた事件。殺人未遂容疑で逮捕された男(45)は近くの自宅マンションで確保されたが、ふだん静かな両現場周辺は多くのパトカーや捜査車両が集結し、騒然とした雰囲気に。店内にいた客は「毎日訪れる店でこんなことが起こるなんて」と表情をこわばらせた。 「来たらあかん。刺される」 京都の2人殺傷、住宅街に戦慄 犯行現場となった1階は食品売り場のほか、パン店や雑貨店などが入っている。事件後、スーパーは営業を一時中止。入り口周辺には規制線が張られ、鑑識課員らが慌ただしく出入りした。 事件当時、店内で買い物をしていたアルバイト男性(23
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