東京の都心上空を通過する羽田空港の新しい飛行ルートの運用が今月末に始まるのを前に、国が実際の旅客機の騒音を調査した結果、およそ2割で想定の値を上回っていたことが分かりました。 その結果、測定したデータのおよそ2割で、住民に説明していた想定の値を1デシベルから3デシベル程度上回っていたことが分かりました。 想定を上回るデータが出たのは、大田区と渋谷区、新宿区、港区、品川区、豊島区、それに中野区にある合わせて8つの地点です。一方、測定した騒音のデータが想定通りだったのは6割、想定を下回ったのは2割でした。 また、調査では、騒音対策として着陸の角度をこれまでの3度から3.45度に引き上げた結果、0.1デシベルから1.1デシベル騒音を軽減する効果があったとしています。 赤羽国土交通大臣は「住民から騒音がうるさいと言われていることをまず真摯(しんし)に受け止める」と述べたうえで、新ルートの運用開始後
![羽田空港の新飛行ルート 実際の騒音 約2割で想定値上回る | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f82142133939e6ed24c60f7f42f67279244036f9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20200324%2FK10012347371_2003241608_2003241618_01_02.jpg)