真に効率良く仕事をするには何を意識すればいいか。物流エコノミストの鈴木邦成さんは「滞りをなくせるかどうかは、仕事をスムーズに処理していくうえでの大きな滞りの原因となる『世間の常識』が本当に合理的かどうかを考えてみることだ。たとえば、メモの取り方でいえば、『人の話を聞くときや読書をするときなどに細かくノートをとるのがいい』といった話をよく聞くが、社会人の場合、ノートやメモをとっても見直すことはほとんどない。滞りをなくすという視点からもノートをとる意味はあまりない」という――。
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50代から豊かな老後を送るにはどうしたらいいか。医師の和田秀樹さんは「50代になったらこれまでの『常識』は捨て去り、仕事の責任やお金の心配は脇に置いてでも、自分の人生を楽しむべきだ。そのほうが結果的に、仕事や家族も含めたトータルの人生が豊かになっていく。老後に楽しみをとっておくなんてバカな考え方は、しないほうがいい」という――。 ※本稿は、和田秀樹『老後に楽しみをとっておくバカ』(青春出版社)の一部を再編集したものです。 50代で「まだまだ自分のことはガマンして頑張る」は大間違い 人生100年時代などといわれますが、そう考えると、50代はちょうど折り返し地点と言えるでしょう。 年齢的にだけでなく、仕事や人生のステージにおいても、登山で言えば、すでに上り坂を過ぎて、頂上を経験し、今や下り坂を歩み出していると感じている人も多いと思います。 そのいっぽうで、今の50代が背負う荷物は、決して軽くあ
ダメな会社にはどんな特徴があるのか。業務改革コンサルタントの相原秀哉さんは「会議を見ればわかる。重要なことを多数決で決める会社は結果を出せない。それどころか会議のための無駄な会議が増え、職場の雰囲気が悪くなる」という――。 多数決をしてはいけない3つの理由 「決を採ります。賛成の方は挙手をお願いします」 このように会議で何らかの意思決定をするときに多数決を使うことはありませんか? たとえば、新規エリアへの出店、フレックスタイム制の導入、営業支援システムのクラウドへの移行など、経営に大きく影響するような重要な意思決定について多数決で決めている会社は多いかと思います。 しかし、本当にそれでよいのでしょうか? そもそもなぜ多数決で意思決定を行なっているのかを問うと、さまざまな回答が返ってきます。 たとえば、「以前から重要な意思決定については多数決で決めることになっているから」という回答。これはも
認知症は体験を「丸ごと」忘れてしまう Q.家族の物忘れが増えました。認知症でしょうか。 「最近、おじいちゃんから同じことを何度もくり返してたずねられることが増えた」 「さっき説明したのにおばあちゃんは覚えていないみたい」 多くのご家族は、親御さんのこんな変化に心配を募らせてメモリークリニックを受診されます。そのとき必ずあるのが「物忘れと認知症はどう区別するのか」という質問です。 物忘れとは文字通り、物事を忘れること。「年のせいか物忘れが激しくなった」などとよく言います。 確かに認知症にも物忘れは見られます。しかし、認知症による物忘れと、加齢に伴う心配の要らない物忘れはある程度区別できます。 認知症による物忘れの特徴の一つは、体験した出来事を丸ごと忘れてしまう点です。 たとえば、家族で前年に旅行へ出かけたとしましょう。「去年の旅行中に夕飯で食べた料理がおいしかったね」とあなたがおばあちゃんに
陛下のオックスフォード大への留学体験が十分にいきた訪英だった。英語の習得はもちろんだが、英国を親しく思う気持ちが根底にあり、それを英国の人々は知っている。温かさがあふれる訪英だった。 最終日にお二人はオックスフォード大学に足を運んだ。陛下と同じく留学していた雅子さまは、名誉法学博士号を授与されとてもうれしそうに笑っていた。勉強が好きな努力家の小和田雅子さんが皇后になった。そのことを思い出させる笑顔だった。 陛下と雅子さまは、きまじめな優等生という点で「似たもの同士」だと思っている。バッキンガム宮殿での陛下のスピーチも、及第点以上だった。「過去」と「現在」と「未来」を語ることがマストだが、注目されるのは「過去」。そのことをのみこんだ上で陛下が示した「解」は、主語を「祖父」と「父」にするというものだった。 陛下が紡いだ未来志向のメッセージ 日本の皇室と英国の王室の親交は、明治天皇と少年だったジ
都知事選で蓮舫氏が敗れたことで、「立憲共産党」批判が再び巻き起こっている。ジャーナリストの尾中香尚里さんは「野党第1党として蓮舫氏を候補者に立てた以上、敗戦の全責任は立憲民主党にある。共産党や連合のせいにしていては、野党第1党の求心力はまた失われてしまう」という――。 蓮舫3位で「立憲惨敗」をあおる人たちが大量に現れた 東京都知事選(7日投開票)で小池百合子知事が3選を果たす一方、立憲民主党の参院議員だった蓮舫氏が3位に沈み、立憲の選挙戦略に対して批判の嵐が吹き荒れている。 筆者はこの流れにはすごく既視感がある。3年前、2021年秋の衆院選だ。公示前議席を割り込んだ立憲に、外野が「惨敗」ムードをあおり、敗因として「共産党との『共闘』が悪い」「批判ばかりの姿勢が悪い」と、たいした検証もないまま延々騒ぎ続けたあの現象が、都知事選で再現されているのだ。ここ半年ほどの立憲上昇ムードで見えにくくなっ
移住の成功・失敗を分けるものは何か。10年前に神奈川県から青森県へ移住し、現在、大学教員をする榮田いくこさんに現地に住んで驚いたことを挙げてもらった――。 青森へ移住して10年、成功だったのか失敗だったのか 筆者が首都圏から青森県に移住したのは10年前のこと。もともと青森県の生まれでしたが、転勤族だった父の都合と自分の進学、就職、結婚などで北日本から関東地方を転々とした後、体が弱ってきた親の住処に近いところで暮らすために西日本出身の夫とともに私が生まれた県に戻ってきた形です。 その後、親は他界しました。移住の決意は容易ではありませんでしたが、最期の時期に寄りそう機会を多くもてたので、よかったと思っています。後悔はありません。 「移住」は今、都市に住む人の重要関心事項のひとつです。内閣官房の調査(2020年、東京県在住者対象)によれば、全体の5割程度が地方移住に関心があると答えています。CO
4月下旬、横浜地裁では、被告人の名前も事件も公表していない、有名人の事件でもない公判に行列ができ、満席で傍聴できない事態となっていた。 しかも、傍聴人に話を聞こうとすると、ぶっきらぼうで強い拒絶の反応ばかり。違和感を抱いた森田記者は、組織ぐるみの「傍聴ブロック」ではないかと疑い、傍聴人の一人の後を追いかけたところ、横浜市南部学校教育事務所が入居するビルに入って行った。そこで市職員の出張記録や具体的な指示が分かる文書の開示請求をしたという。 記者の違和感から取材が始まって、公務員の動員・傍聴ブロックという不適切行為が明らかになったというのは、まるでドラマのようではないか。そこで詳細を伺うべく森田記者に取材を依頼したところ、さらに意外な事実が判明した。 神奈川県の担当記者たちは「おかしいよね」と確認しあった 「これは私個人が突き止めたわけではなく、他社との協力・連帯があったというか。むしろ私よ
ネットで知名度を上げた石丸氏 小池百合子都知事が再選されるとは思っていたが、対抗馬は蓮舫氏だと思っていた。2位に石丸伸二氏がつけるとは、まさかの事態である。しかも、24.3%という驚異の得票率である。TikTokなどでの切り取りショート動画を駆使して、瞬く間に知名度をあげた。 若い人に聞くと、「選挙後のインタビューの受け答えの意味がわからないうえに攻撃的で、あまりの印象の違いにびっくりした」という人が多くいた。リアルのやり取りを見て、ショート動画での好印象が覆ったのだという。 確かに言葉の「定義」をめぐって、延々と攻撃的に相手を問い詰める様子を映した動画を見ていると、「この人とともに実務をやっていくのは大変なのではないか」と感じてしまう。とくに女性に対してのあたりがきつく、人によって対応をかなり変える様子が見受けられた。上に立たれたら大変そうだ。男性からの得票率が高く、女性からの投票が少な
申請をしないともらえない年金があることを知らない人は多い。ジャーナリストの荻原博子さんは「65歳の年金支給開始時に年下の配偶者がいる人は、申請しないと大損する年金がある」という――。 年金支給開始時に申請し忘れると大損する 日本ではまだ60歳で定年という会社が多いのですが、60歳定年の企業でも、本人が希望すれば65歳まで再雇用しなくてはなりません。ただし、給料の規定はないので、それまで月40万円だった給料が、半分の月20万円になってしまったなどというケースはザラにあります。 65歳まで働いて、やっと年金生活に入っても、厚生年金の平均額は男性16万3875円、女性で10万4878円(令和4年度)。夫婦ふたり暮らしだとしたら、夫婦の厚生年金を合わせて月額約27万円。妻が専業主婦だとしても月5万円くらいの年金はもらえるので、ふたり分を合わせて21万円ほどあれば、なんとかやっていけるかもしれません
抗酸化力の高い栄養素を摂り、活性酸素を増やしすぎない 「免疫力が高い」「免疫力が下がった」など、日常的に「免疫力」の言葉を目にする機会が増えました。 そもそも免疫力とは細胞の防御システムのことで、細菌やウイルスなどが侵入しないように対抗する働きがあります。体内の免疫の能力が下がると、疲れが取れなかったり、肌が荒れたり、老化が進んだりしてしまいます。 さらに、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなり、食中毒やがんを発症するリスクも高まります。 また、最近の研究では、様々な不調や病気の原因の1つに、活性酸素が関係していると指摘されています。 通常、私たちの体には高い酸化力を持つ活性酸素があり、体内に侵入した異物を攻撃しながら健康を守ってくれています。しかし、精神的なストレスや紫外線、飲酒や喫煙習慣、食習慣の乱れ、環境汚染などの生活要因によって、現代人は活性酸素が必要以上に増えやすい環
暑い都市ほど凶悪犯罪の件数が多くなる 温暖化の影響なのでしょうか、最近の夏は本当に暑くなりました。連日35度を超える猛暑日も当たり前になりましたし、身体中が汗まみれで、不快な思いをする人も少なくないでしょう。 暑いと、それだけでイライラするものです。 ほんのささいなことにも腹が立ちやすくなります。 普段はとても理性的な人なのに、暑い日にはその理性が働かず、気に入らない人がいると、心の中で「刺し殺してやろうか」と物騒なことを考えることがあるかもしれません。 だれでも暑いとイライラするということからすると、ひょっとして気温の高さと犯罪率にも関係があったりしないのでしょうか。 実は、あるようです。 米国ミズーリ大学のクレイグ・アンダーソンは、1950年から1995年までのアメリカの50の都市の年間平均気温と犯罪率を調べてみました。 すると、暑い都市ほど、凶悪犯罪(強盗、殺人)の発生件数が多くなる
民主党政権が2009年に行った事業仕分けで、次世代スーパーコンピュータ「京」の開発計画は一時凍結された。このとき蓮舫参院議員は「2位じゃダメなんでしょうか」と言い放ち、話題を集めた。サイエンスライターの竹内薫さんは「世界一であれば特許が取れるが、2位では特許が取れない。蓮舫議員はそうした科学技術の世界の掟を知らなかったのだろう」という――。(第2回) ※本稿は、竹内薫『AI時代を生き抜くための仮説脳』(リベラル新書)を再編集したものです。 なぜ日本はいち早くワクチンをつくれなかったのか 本稿では、世の中の出来事や時代の潮流について、仮説力を用いながら読み解き、私たちが今やるべき生存戦略のヒントを探ってみたいと思います。まずは、何といっても新型コロナウイルスのパンデミックについて触れておきたいと思います。 新型コロナのパンデミックでは、個人的に衝撃を受けた事実があります。それは、日本が世界に
「最近どう?」にモゴモゴしてしまう人の共通点 「口下手だから雑談が苦手」と思い込んでいる人がいる。そのため、なんとか克服しようとして雑談のテクニック本を読んだり、スマホの雑談ネタアプリでせっせと話題を仕込んだりしている。 しかし、雑談というものは、こちらの意思とは別に向こうからやってくることがある。そのため、真面目な人ほどいちいちきちんと対応しようとして右往左往するのだろう。 確かに、知人から「最近どう?」などといきなり声を掛けられ、モゴモゴしてしまうことは誰にもある。 「週末はどこか出掛けるの?」「連休は何してた?」などと挨拶代わりに聞かれて、ちょっと面倒に感じたりもする。だが、それほど真剣に悩まなくても、軽やかに対応することはできる。 私の場合、「あいつはクラシック音楽好きなちょっと変なヤツ」だと周囲に思われているので、相手もその手の話を振ってくることが多い。 仮に音楽に関係ない話を振
一瞬で相手をがっかりさせる人の答え方 質問に対して、小学生のような答えしかできない人がいる。 仕事で講演会を聞きに行ったとしよう。帰社後、当然のことながら上司から「講演会はどうだった?」と問われるだろう。そのようなときに、「おもしろかったです」「楽しかったです」としか言わない。 課を代表して取引先主催のパーティに出席したような場合も、「料理がおいしかったです」「盛り上がりました」。打ち合わせへ出向けば、「うまくいったと思います」、出張から帰れば、「北海道は寒かったです」。 それしか言わないという点が、相手をがっかりさせていることに気づいていない。 「おもしろかったです」は小学生レベルの感想 小学生に遠足や運動会の作文を書かせると、「○○をしました、おもしろかったです」という具合に、見聞したことの羅列で終わることが多い。 その経験から何に気づいたのか、なぜそう感じたのかを文章にしてほしいのだ
松薗講師らは、NTTタウンページに許可・協力を得て、4種類の外食店「ラーメン」「ファストフード店」「フランスおよびイタリア料理店」「うどんおよびそば店」の店舗数の電話登録を利用し、都道府県ごとに男女別人口あたりの店舗数を算出した。そして厚生労働統計協会の「国民衛生の動向」(2015年)を用いて「脳卒中」と「心筋梗塞」による死亡率を集計し、4種類の外食店との関係を調べた。その結果、「ラーメン店の数」と「脳卒中の死亡率」に統計的に有意な関連性があったという。つまり、「人口あたりのラーメン店の数が多い都道府県ほど、脳卒中の死亡率が高い」結果が示されたのだ。 研究報告に基づき、「人口あたりのラーメン店舗数が多い都道府県」と「脳卒中死亡率が高い都道府県」を下記に挙げよう。
「天気の話」を舐めてはいけない 雑談では「天気の話」もおろそかにはできないものです。 なぜなら、天気の話も、相手の反応や相性をはかる「試金石」みたいなものだからです。 別に、お互い天気のことをそれほど話したいと思っているわけではないけれども、話題としては一番当たり障りのないもので、雑談のうちにすら入らないかもしれません。 それでも「暑いですね」「はい、暑いですよね」と、なんてことのない話を数秒することで、「機嫌がよさそうだな」「今日は急いでいるな」「ちょっとニコッとしてくれた。少し話せるかな」などと、お互いの状態や気分、相性のようなものまで感じ取ることができるのです。 天気の話題は、コミュニケーションの入口であり、相手に「お邪魔してもいいですか」とたずねる、ノックのような役目を持っています。それさえも交わすのが難しい相手とは、距離を置いてもいいかもしれませんね。 初対面の人と話すのが苦手と
70歳を過ぎてからの収入減に備えて今からできる対策は何か。セカンドキャリア塾を主宰する大桃綾子さんは「年金を土台にお金の設計をするには3つのコツがある」という――。 70歳以降に収入をアップさせる3つの方法 いくら頑張って働いても、70歳を過ぎると、どうしても収入が減ってしまいます。2019年のリクルートワークス研究所の「全国就業実態パネル調査」によると、60代前半の平均収入は357万円、60代後半は256万円、70代前半は251万円。上位10%は稼いでいますが、一般的に年齢を重ねれば、着実に下がっていきます。 70歳以降の収入が減ったときに、どうお金と向き合うか。50代のうちから、ぜひ考えておきましょう。70歳以降に収入アップするには、次の3つの方法があります。 ① 70歳以降も働く ② 投資をする ③ 家計を見直す ① 70歳以降も働く 年金をもらい始めるのは原則65歳ですが、75歳ま
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