すっかり、スクラントンの顔になってしまった。デイブ・マイリー監督との師弟関係(?)も3年目で、彼とは通訳を介さないコミュニケーションも多くなった。また、ホームゲームでは帰り際に、いつも大勢のファンからサイン攻めにあっているが、クラブハウスを出る直前、スタジアム勤務の警察官が「ケイ、きょうはファンが多いから大変だぞ!」と外の様子を知らせてくれることもある。スクラントンでは行きつけのレストランもあるし、先日はリハビリ調整中の王建民(日本の学校制度では同級生になる)と食事に出かけたりもした。メジャー3年目、というよりも、マイナー3年目というのがピッタリとあてはまってしまう井川慶だが、これには本人も「ここではすっかり古株になってしまいました」と、苦笑いするしかないようだ。 マイナーリーグは「長くいてはいけないところ」と口にしているし、「一日も早く、メジャーで投げたい」という気持ちも強い。3Aで一