東京電力福島第一原子力発電所で、事故直後の対応に当たった作業員の内部被ばくの線量について、厚生労働省がより厳しい東京電力の推計方法で改めて計算し直した結果、新たに6人の作業員が法律で定められた被ばく線量の限度を超えたことが分かりました。 体内に取り込んだ放射性物質による内部被ばくの線量については、ホールボディカウンターという検査機器などを使って推計しますが、厚生労働省によりますと、この推計方法が、東京電力と一部の元請け会社の間で統一されていなかったということです。 このため厚生労働省が、より厳しい東京電力の方法を使っておよそ2万人の作業員について改めて計算し直した結果、450人の被ばく線量に変更があったということです。 このうち431人については、これまでよりも被ばく線量が増え、新たに6人が法律で定めらた5年間の被ばく線量の限度となっている100ミリシーベルトを超えたということです。 厚生