東日本旅客鉄道(JR東日本)は2017年11月20日~26日、JR大宮駅のイベントスペースで人工知能(AI)を活用した無人コンビニの実証実験を開始する。「混雑時のレジの待ち時間軽減や、従業員の人手不足を解消する手段として、今後の本格導入を検討している」とJR東日本の表輝幸執行役員事業創造本部副本部長は期待を語った。 無人コンビニでは、ITベンチャーのサインポストが技術特許を有する無人決済システム「スーパーワンダーレジ」を利用する。天井や商品棚に配置した多数のカメラで顧客の顔や、顧客が手に取った商品をリアルタイムに認識。出入り口に設置した端末に顧客が近づくと商品の合計金額が表示されるので、Suicaをかざして決済すれば商品を購入できる。「AIを活用した画像認識技術を使っているので、商品のバーコードを読み取ったり、商品にICタグを付与したりしなくてよい」とサインポストの蒲原寧社長は話す。