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ブックマーク / nyapoona.hatenadiary.org (8)

  • 2015上半期ラノベ周辺まとめ5 隆盛するネット小説と衰退するノベルス - 小説☆ワンダーランド

    大激戦となっているネット小説では、1巻から大プッシュされていた『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』がアニメ化され、ヒロインのヘスティアが大ヒット。 今夏はエンターブレインの『オーバーロード』とアルファポリスの『ゲート』のアニメが放映。『ゲート』は陸上自衛隊と公式タイアップを行い、一部で物議を醸しました。 ダンまちと並んで1巻から大プッシュされている『Reゼロ』もアニメ化の噂が囁かれています。 この他人気作は、書籍化に伴ってカルト的人気を博した『リーングラードの学び舎より』、斬新な装丁が人気の『異世界堂』、ファンタジー×の『異世界料理人』、居酒屋ファンタジーの『居酒屋まるの千夜一夜物語』、ファンタジー要素がなく中高年層からの人気を獲得した『居酒屋ぼったくり』、2巻の展開が絶賛された『スクールポーカーウォーズ』、表紙変更騒動を招いた『くま クマ 熊 ベアー』、『ハイスコア

    2015上半期ラノベ周辺まとめ5 隆盛するネット小説と衰退するノベルス - 小説☆ワンダーランド
    takeori
    takeori 2015/07/23
  • 2015上半期ラノベ周辺まとめ3 早川一強が崩れ出したラノベSF - 小説☆ワンダーランド

    今年のSF作品は、ハヤカワ以外からの意外な掘り出し物が多くありました。 電撃大賞受賞作の『ひとつ海のパラスアテナ』は海洋SF+百合という組み合わせで好評を博しました。2巻以降は(主に百合方面で)パワーダウンしたという批判もありますが、電撃SFの新たな旗手として活躍する予感があります。野崎まど待望の新作『独創短編シリーズ 野粼まど劇場(笑)』では、タイポグラフィを駆使した短編に加え、なろうブームを皮肉った短編「お医者さんになろう」も。 ガガガ文庫の『あの夏、最後に見た打ち上げ花火は』は、ファミ通文庫から出ていそうなジュブナイル恋愛に時間SFの要素を振りかけた佳作。角川スニーカーからは、kindleで先行連載されていた『テスタメントシュピーゲル2』の書籍版が5年ぶりに発売されました。 キャラノベ/ソフトカバーラノベでは、『マレ・サカチのたったひとつの贈物』『螺旋時空のラビリンス』などの意欲作が

    2015上半期ラノベ周辺まとめ3 早川一強が崩れ出したラノベSF - 小説☆ワンダーランド
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    takeori 2015/07/18
  • まごうことなく日本ラノベSFの超絶傑作 九岡望『エスケヱプ・スピヰド』 - 小説☆ワンダーランド

    エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫) 作者: 九岡望,吟出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2012/02/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 130回この商品を含むブログ (1件) を見るエスケヱプ・スピヰド 2 (電撃文庫 く 9-2) 作者: 九岡望,吟出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2012/06/08メディア: 文庫 クリック: 84回この商品を含むブログ (23件) を見るエスケヱプ・スピヰド 参 (電撃文庫) 作者: 九岡望,吟出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2012/12/08メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (15件) を見るエスケヱプ・スピヰド 四 (電撃文庫) 作者: 九岡望,吟出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2013/06/07メディア: 文庫この

    まごうことなく日本ラノベSFの超絶傑作 九岡望『エスケヱプ・スピヰド』 - 小説☆ワンダーランド
    takeori
    takeori 2014/12/03
  • 2013年ラノベ周辺総括 - 小説☆ワンダーランド

    一般文庫に安住の地を見出したライトノベルミステリ キャラクター性とビジュアルを重視したライトノベルミステリは、文庫レーベルで多く出ました。 この文庫ミステリ戦国時代ともいうべき事態はさらに加速し、今や角川・AMW・集英社・幻冬舎・宝島社など大手出版社がしのぎを削る状況になっています。 角川文庫は、『レンテンローズ』などラノベレーベルでの執筆経験のある太田忠司『目白台サイドキック』や、一般文芸デビューが期待されていた河野裕『つれづれ、北野坂探偵舎』など人気作家による書き下ろしミステリを多数刊行し、「キャラクターミステリフェア」と銘打ってラノベミステリを盛大に売り出しています。 メディアワークス文庫は、看板作品の『ビブリア古書堂の事件手帖』ヒット以来、同じ柳の木の下のドジョウを狙ったような(日常の謎系)ライトミステリの粗製乱造を危惧する声もありますが、電撃出身の峰守ひろかずによる大学ものオカル

    2013年ラノベ周辺総括 - 小説☆ワンダーランド
    takeori
    takeori 2013/11/29
  • 2013年上半期ラノベ周辺総括 - 小説☆ワンダーランド

    ライトノベルミステリの拡大 (ファンタジア文庫田中)編集長:たとえば、ミステリや歴史もののようにライトノベルとの相性の悪い題材が得意で、これまでのファンタジア大賞ではどうしてもこぼれてしまった、そういう才能も広く世にだしていければと願っているんですが。 ドラゴンマガジン2012年1月号「きたるべきラノベ新世代を語る 冲方丁×田中香織×田中久美子座談会」より 富士見ファンタジア文庫の編集長がドラゴンマガジンの座談会で「ライトノベルとミステリ・時代もののい合わせが悪い」と発言したとおり、ライトノベルミステリは困難な組み合わせだと思われていましたが、最近ではライトノベルレーベル内でのミステリ作品が揃ってきたように思います。 ライトノベルレーベル内でのライトノベルミステリといえば、山形石雄『六花の勇者』と遠藤浅蜊『魔法少女育成計画』が二大巨頭といえるでしょう。 『六花の勇者』は中世ファンタジーの

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    takeori 2013/07/08
  • ライトノベルと電子書籍 - 小説☆ワンダーランド

    タブレット・電子辞書・スマートフォンで電子書籍を読むことが多くなりました。巷ではkindlefireHD、Nexus7、ipadminiなど低価格タブレットの登場でますます電子書籍に注目が集まっています。 ここでは、一年電子書籍を読んで感じた、電子書籍の利点と問題点を書いていきます。 電子書籍を買おうと思っている読者の参考になると幸いです。 電子書籍の利点 ・持ち運びが楽 ラノベのみならずを幾つも幾つも持ち運ぶことはかさばって大変ですが、電子書籍ならスマホとタブレット一つでOK。これが最も効くのがシリーズもの。一気読みしたい!と思ったときにいちいち全巻持って歩かなくて済むのは大助かり。 ・絶版作品が手軽に買える 電子書籍なら、徳間デュアル文庫や富士ミスなど絶版を手軽に購入できてしまいます。欲しいときになかなか古屋にないというときに便利。 ・セールを狙え 時折キャンペーンで安売りされて

    ライトノベルと電子書籍 - 小説☆ワンダーランド
    takeori
    takeori 2012/12/06
  • 次に来るラノベ作家 - 小説☆ワンダーランド

    さて何かと物入りな季節になってまいりましたが、こんなときだからこそ「新しいを読みたい!」「新しい作家を開拓してみたい!」と思う方もいるかもしれません。 今日は「次に来る」ラノベ作家を厳選し、紹介してみました。選考基準は「映像化していない」こと一つ。 皆様の次の選びの参考になると幸いです。 ・森田季節 『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』で鮮烈なデビューを果たし、マニアの間から注目を集めた作家。森見登美彦や西尾維新同様京都を舞台にした作品を多く発表。 ライトノベルから一般文芸へ越境した海沢めろんや桜庭一樹の影響を受けたことを公言しており、自身も『ともだち同盟』で一般文芸に進出。その後はライトノベル作品と平行しつつハヤカワ文庫で『不動カリンは一切動ぜず』、ソフトカバーで『エトランゼのすべて』『ノートより安い恋』『落涙戦争』を発表している。 ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF

    次に来るラノベ作家 - 小説☆ワンダーランド
  • 新城カズマ『15×24』 - 小説☆ワンダーランド

    総括的内容となります。 もちろん、ネタバレ全開ですのでお気をつけください。 『15×24』は「死」に関する物語だった。乱暴に言えば、登場人物全員が死について哲学的議論を走らせる小説である。濃密に形成されていく人間関係の迷路も、東京という都市の謎も単なるフレーバーに過ぎない。車に例えるなら登場人物は物語を駆動させるためのエンジンで、東京というステージはまさに車体であり、そこに乗っているのは「死」という概念だけである。 最もそれが明らかにされるのは最終巻であり、それを期待していなかったら「あれだけ膨らませておいたとくせんさんとかがちさんはどうなったんだよ!」だの「ナギとナミもっと出せオラアアア」だの「東京合一化計画(もしくは風呂場の議論、野球、マージャン)の付近から難解すぎるんだよ、訳わかんねーよ、狼と竜と鷲は当に存在するのかよ」だの拍子抜けするだろうし、実際した。 しかし、『15×24』は

    新城カズマ『15×24』 - 小説☆ワンダーランド
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