ROMA(Rakuten On-Memory Architecture)は、楽天が開発したキー・バリュー型データストア(key-valueストア)です。2009年夏から、楽天が「楽天トラベル」の閲覧履歴機能「最近見た宿」を対象にROMAを導入しています。さらに2009年10月には、ROMAをオープンソースソフトとして公開しました(写真1)。 ROMAのノード間は“ピア・ツー・ピア型” でデータをやり取りすることで処理を効率化しています。アプリケーションは初期化時にkey-valueストアを構成するノードを複数指定します。指定するノードは特別なノードである必要はなく、key-valueストアに参加しているノードであればどれでも構いません。複数指定していれば、その中の1つは生きているだろうという判断です。 アプリケーションは指定されたノードに順番にアクセスし、最初に応答したノードに自分がこれか
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